年はとりたくないもの・・
と、言わないで済むような社会を・・としみじみ思ったのは、整形外科を受診した今日、そんな言葉を耳にし、自分でもついそう思ってしまったから。。「きをつけ」の姿勢をとったとき手のひらがくるあたりの少し上に、丁度掌サイズの腫れが生じ、休みをとって総合病院へ駆け込んだのですが、覚悟はしていたのですが、結構待たされました。私より少し後に来た方は「随分待たされる」とかなりいらいらされているご様子。おまけに私ばかり問診だ、診察だ、レントゲンだ、その説明だ、と何回も呼ばれるものだから―(といってもその間1時間半以上)、はじめはご機嫌よくお話されていたのが、もう話もしてくれなくなり・・・申し訳ないような気持ちに。。。お年寄りの方が多く、「随分待たされる」ことにいらいらが募るのは他の方たちも同じようで、「年はとりたくないね~」と。待たされるのが嫌なものの2番目か3番目くらいに病院での受診があると聞いたような気がしますが、本当によく待たされます。受診するなら午前中いっぱいは覚悟していくようです。そこは予約制ではないところでしたが、予約制の病院ですら、1時間くらいは待たされたり。診察時間は3分ほどなのに、待ち時間はやたら長い。これってどうにかならないものなのかしら?年をとると、「どこか悪い」ものだ、とよく言われますが、若いときにガマンしたり、無理をしたり、ということの影響が年をとって出てくる、ような気がします。ムロン、そればかりではないでしょうけど・・会社勤めをしていると、少しくらいの痛みでは休みを下さいとなかなか言えないような方も多いのではないか?と思います。気軽に休みがとれて軽いうちに疾患を治したりできるようであれば年をとってから若いときの無理がたたって、ということがないように思えてなりません。我が社でも、休みをとらないで無理をしている同僚に、そんなに頑張っても会社は面倒をみてくれないよ、というのですが、ちっとも休もうとはしません。それでいて、会社をおもんばかって無理して働いて病気になっても、“自己責任”と言われるのがオチ、だろうと思います。今回、骨の病気だったらどうしよう、と本気で心配して無理に休みをいただいたのですが、心配したようなことじゃなくて安心しました。快く休みをくれた上司や同僚に感謝です。病院ではいろんな疾患を抱えた多くの、殊にお年寄りの方々をおみかけしました。ただでさえ、具合の悪いお年寄りを長時間待たせて当たり前のような、医療のあり方に疑問をもつと同時に、年をとることがそれ自体、幸せであるような、そんな老後がすべての人に保証されるような世の中にしていけたら~と思ったことでした。