10年後の日本
今日の朝日新聞の『Be』版聖路加国際病院理事長・98歳の日野原先生の欄です。「10年後の日本に向けて」と題して 米軍と条約を交わし、国内の米軍基地をなくして、日本は「平和の国」として世界に宣言しよう。資源のない日本を他国が爆撃する必然性はない、武力を誇示して国を守るのでなく、非戦の精神で国際社会に「平和の国」という確固たる地位を築くべし・・というようなことを提案しておられます。普天間基地の移設の問題は、日米合意が形の上でなされてからもう15年以上も立ち往生というか、先に進まない状況とか・・そんなに放っておかれたのも、本当には沖縄の方たちの同意が得られてはいなかったことと無関係ではないと思います。あの美しい海に、飛行場が建設されるだけでも反対なのに、それが軍事のためのものであるなら、尚更のこと、やめてほしいという思いが強くありました。そこへこの提案です。諸手を挙げて大賛成!と思いました。もちろん、それまで普天間の方たちに危ない思いをず~っと我慢してくださいということではなく、硫黄島とかどこか無人島にでもその機能を移すということを今すぐにでもお願いすることは前提としてあると思いますが・・・『絵空事』と笑っていたら実現しないでしょうが、実は今の社会が『儲けの追求』をやめて、『助け合い』の追求の社会に生まれ変わることができたら、日野原先生の提案も実現可能だろうと考えてしまったのでした。