学生ボランティア
40年ほど前だったら・・・と思いました。夕方のラジオで取り上げていたのが、何故、学生ボランティアは増えないのか?というテーマ。増えない理由について言われていたのは・・・学生はお金がなくて、交通費も滞在費も、装備の準備予算もない、そういうものを周辺の自治体なり、周りの大人が整える必要があるのではないか?・今、就職困難な状況にあり、3年からは就活も始まりそれどころではないかも・・。1,2年はまだ未成年で親の承諾が要るのではないか?・就職に有利な点数を稼げる単位ならいいが、ボランティアの単位では優劣がつかず、とりたがらないのではないか?・そもそも、ボランティアに単位はなじまない?・実際に経験した人の話では、失業者の職を奪っている、と言われた人もいる。・大学の側でも学生のボランティア活動を後押しする動きは不十分・・等々単位を与えるとする大学でさえ、「交通費は自前で」と言う話でした。それでは、バイトを辞めてまで行こうとする人は少ないのではないか、と思いました。そこで自分自身の40年前を思い出したりしたのですが、ほとんど毎日、バイトに明け暮れていたような気がします。バイトを断ってボランティア活動に参加するためには、やはり、ある程度のまとまったお金が必要ですが、そのお金の出る所がありません。やるなと言われているようなものです。行きたくても行けない、そういう学生は今も多いのではないでしょうか?テント村の準備は整えた上で、せめて交通費は半額で、と別の方がおっしゃっていましたが、その方が説得力があると思います。大学の側でも、単位をつけるだけでなく、バスを出すとか、全面的に協力してほしいという意見もありました。人の役に立つことで自分も成長する、ボランティアにはそんないいことずくめではないかも、ですが、若いときにやってみたかった、というのはあります。いや、今だって、職場で「行ってきなよ」、といってくれたらすぐにでもとんで行きたいぐらい。(実際にはすぐに息のあがるようなばーさんは足手まといなのでしょうが)でも、お話を聞くぐらいのことならやれる!かな・・・どんな職場からでも、行ってきなよ、という声があがるようであれば・・どこかで何かあったら、すぐに必要とされる人がとんで行けるようなそんな社会を、とここでも思うのであります。