辺野古の海埋め立てないで
という朝日新聞の投書に目がとまりました。投稿者は長野県松本市にお住まいで、北アルプスのふもとで呼吸器医療に携わっている医師の方。読み進む内に涙が・・・というのも、飯田市といい、先輩の医師といい、優しい笑顔といい、「医療は平和があってこそ」という言葉といい、一人の男性を思い浮かべるのにぴったりの言葉が並んでいたから・・その男性とは、私が6年前にこのブログで訃報を嘆き悲しんだ、小学校6年間教わった恩師の息子さん。投稿記事によれば、その男性は5年前に沖縄の辺野古の海で亡くなったとあり、そんなに前だったのか、と訝しんだのでしたが、自分のブログを遡って読んでみて間違いない(確かに6年前だった)ことを知りました。先生の奥さんは、最愛のご主人を亡くされてから、一年も経たないうちにご長男さんも亡くされていたのでした。先生が亡くなったとき、ごうがわく、と言っておられた奥さん。その傷も癒えぬのに・・・でも、今日の記事で、あなたの息子さんは辺野古の海にも、後輩の心の中にも、ちゃんと生きていますよ、と言えますね。記事からは素直な優しい気持ちが伝わってきて、息子さんばかりでなく、先生まで彷彿とさせてくれたような気がしています。