プレミアム商品券
派遣会社に登録していたらプレミアム商品券の販売の仕事が回ってきまして。仕事があるのは有難いのですが、どうにも割り切れない思いが湧いてきました。費用対効果の面からして疑問符がつきます。商品券にかかる費用だけでなく、私達のような、販売員を雇う費用も馬鹿になりません。商工会議所職員の残業代だってかなりのものになるでしょう。聞けば、なかなか取扱店になってくれず何度も足を運んだり、締め切り際になって、客に言われたから急遽取扱店に入れてくれと言ってきたり、理解を得るだけでも大変だったとか。それもそのはず。現金化にかなり時間がかかるとも言われています。資金繰りが苦しくなる恐れもあるでしょう。また、予定の枚数が全員に行き渡るわけではないので、抽選とか、減額とかの作業が必要になります。枠の範囲内に収める仕事も結構大変なものがあったと思われます。クレームも想像以上に来たと言います。そして不公平感はどうしてもでてきます。つまり、何万円も先にお支払いできるような豊かなご家庭にとっては有利なのでしょうが、手元に先払いできるような資金がないと1セットも買えなかったりします。、しかもスーパーで全額使えるならまだしも、地元の商店街でしか使えない券も含まれているとなると、やはりそんな余裕はないというご家庭もありそうです。(まさしく我が家です!・・がそれはさておき)しかし、逆にスーパーで全額使えてしまうようでは地域振興に役にたちません。地元の商店街に回らないようでは・・というわけで、今回のサービスは誰のために行われているか?と考えたら、まさしくお金持ち優先!今回使われる税金の大部分が結局そちらに回って行くのではないでしょうか。そして。地域振興にもあまり効果が期待できるようには思えません。買わない予定のものを買う方に回せるなら、それはやはりお金持ち♪それで一時的に潤っても根本的に地域が良くなるわけではない、ような気がします。そうであれば、せっかく税金を使ってやるわけですからたとえわずかでも!富の再分配の機能の方こそ優先してもらいたいように思います♪うまい対案が浮かんできませんが・・最近、法人税の引き下げとか、労働法制改悪とか、そんな政策ばかりという気がして、こんなことを書いています。