国家に貢献という言葉
菅官房長官がテレビの番組の中でママさん達に「産んで国家に貢献してくれ」と言ったそうで。その映像を近くで見ていたという尾木ママこと尾木直樹氏は「特に違和感を感じなかった」とのこと。これは今日の朝日新聞の社会面に載っていた記事なのですが。それでも尾木“ママ”か?なんて突っ込みたくなりました。“ママ”ならお国のために産むなんて冗談じゃない、と言ってほしかったですね。何で産むことが国家に貢献することなのか?いや、「産むこと」だけじゃない。生きること、それに付随する全てに関することが「国家に貢献する」という尺度で計られてはならないという固い信念の持ち主なので(私が)こういう言葉には敏感になってしまいます。菅官房長官がそう言うのはもう、国家に囚われてしまっている人の発言だから何か言う気にもならなかったのですが(いや、それでは本当はいけないです)まさかあの尾木ママが、「国家に貢献」発言を問題視しないような鈍感さを持ち合わせておられるとは・・やはりこういった類のことは男性には分からない面もあるのでしょうか?不思議です。国家に貢献という言葉が出てきたらそれは人権より国家が大事と同等の言葉なのだと思った方がいいと思います。