4018日。明日から12年目にて・・
最近では間遠になりましたが、もうそんなにたってしまったかと焦っていたりします。少しも精進しないな~と思いつつ。。でも、今日もまた、とりあえず、更新することを目標に、そんな目標でも、ないよりまし、と自分を励ましています。そこで、今回は今朝のNHK「週刊ニュース深読み」でとりあげられていた保育士の不足問題。毎年新しく入ってくる人はいても、2~3年でやめてしまう、だから保育士は毎年不足の状況が少しも改善しない、問題はどこにあるか?と言えば、一番は待遇が劣悪であること。特に賃金が安い。そして昇給がない、平均しても20万円そこそこでは、将来設計が成り立たない。そして長時間労働。これは他の職種の方々の長時間労働に連動せざるを得ない面もあり。一般の労働者の労働時間が長いから、その通勤時間を朝と帰りの両方足した時間がさらに必要な保育時間になり、どうしても保育士の労働時間は長くならざるを得ない。という状況であろうことは誰が見ても否定できない事実だろうと思います。一般の労働者の労働時間が長くなればなるほど、そのしわ寄せは保育士の労働時間を長くするし、働きにくいものにしている、のですね。労働条件の悪化はこの間ずう~っと続いてきているように思います。なにしろ、政策が働く人の方ではなく、働かせる人の方を向いているため、労働法制も働く人にどんどん厳しいように変えられてきました。それに対して働く側の団結のなさ・・長時間労働で得をするのは労働者ではありません。人を増やして短時間の労働者を雇うより、少ない人数で長時間働かせた方が会社は儲かります。働く側の声は政治に顧みられることなく、我慢を強いられています。全体の労働条件を改善して行かなくては、労働者の長時間労働がなくなるようでなくては、保育士の抜本的な待遇改善も覚束ないのでは?と思います。もちろん、税金をそこに重点的に振り向けるという政策がとられれば多少の改善には約立つかもしれませんが。あまり期待はできません。お国の政策により、株式会社の参入で保育施設を増やしたはいいが、営利事業では、税金は会社の儲けになってしまい、保育士には少ししか回らない、という現実もあるようで。ちゃんと子どものためになる税金の使い方をしてほしいし、長時間労働の禁止や、非正規労働者の労働条件改善、いや、本人が望まぬ非正規労働の禁止、賃金の大幅アップ、育休や介護休暇の取りやすい環境等、労働者が働きやすいような法整備をするべき。これでやっと、少し前の一億総中流?の幻想が生まれた頃に戻る位では?その位、この国の労働者は労働条件を切り下げられてきているように感じます。本来は儲けとは無縁の社会を望むところなのですが。