内閣人事局って知らなかった!
今回の森友報道で初めて知ったのでした。以前は官僚主導だった幹部の人事権が、2014年の5月末に発足した内閣人事局に一元化されることになり、審議官以上の約600名の人事がそれで決まるようになったのだとか。安倍官邸の方針に忠実な政策を実行するような人物しか幹部に登用されない仕組みが出来ていたのですね。そんなことになっていたなんて、恥ずかしいことに全く知りませんでした!それで今回の“忖度”の中身がわかったような気がします。事実、当時の理財局長は今昇進しているということですが、それと無関係とは言い切れないように思われます。どうしても彼が“忖度”しなければ考えられないようなことが=籠池氏いうところの「神風」か=現実に起こっているわけで。籠池さんは誰を恨んでいいのかわからないようで、大阪府知事ばかり名前を挙げていますが、それももちろんあるでしょうが、こんな“忖度”が幅を利かすような制度を作った安倍さんを恨むべきじゃないのかな?と思います。なぜといって、府知事がおっしゃるには、近畿財務局が何度もうるさく言ってきたから、と自分が“忖度”した理由をお国のせいにしていますが、それは全くの嘘じゃないと思うから。みんなで寄ってたかって、喜んではしごをかけたのではないか?誰もかれも、官邸の主さんを喜ばせたくて仕方ないように見えてきます。実際には本当に喜ばせたいというより、自己保身のためと思いますが。“将軍様”を喜ばしたいどこやらの北の国と似ているような気がしてなりません。