税金の使い道
税金をどう使ったら一番社会のためになるのか?ちょっと大袈裟ですが。明日から始まる予定のGoToキャンペーンでは特に賛成、反対の立場からの意見の対立が、双方ともどうも感情的になってしまっているな~と感じられて、なんでこうなるの?と、つい考えてしまいました。賛成の立場の方。観光業の方たちはもう我慢の限界に来ていてこの事業に光明を見出しておられる。行きたくない人に無理に行けと言ってるわけではない、等々。そして、東京外しについては仕方がない、という意見も少なくないようです。これにまずびっくりしました。やはり、お国のやる事業にこんなあからさまな差別を持ち込んでいいものだろうか?と疑問に思います。そこに税金を注ぎ込むなら、何より公平性がなくては。東京だけ仲間外れにしてもそこは感染者が多いところだから、大多数の人たちは賛成してくれるだろう、とでも考えたのでしょうか。しかし、観光業界の方たちが困ると言いますが、このキャンペーンがなければ誰も旅行にいかない?なんてことがあるでしょうか。この話が初めからないとしたら、県をまたぐ規制がなくなった時からもう少し全国的な旅行ができていたかもしれない、と思えて仕方ないのです。無論、感染症対策は万全に、とどちらの業界の方も、旅行者本人も気を付けることは前提として。そしたら、こんなに旅行業界の方たちが苦しむこともなかったかもしれません。近場で楽しみましょうとそれぞれの地方に補助金を出すという手もあり、それを手厚くするということもできたはず。まったく、お国は差別や不公平を助長するような政策ばかりに精を出すのではなく、もっと公平なやり方を真剣に考えてほしいものです。行ける人は何度でも利用でき、つまりそんな余裕のある方は沢山還元してもらえ、行けない人には全く還元されない税金の使い方って、根本的に間違っているように思います。私個人的には、行きたくない人に無理に行けと言ってるわけではない、という言い方、何度か耳にして非常にいや~な感じがしました。