しつこいけど・・「中絶の権利」という言葉
何年か前、「産む・産まないは女性の権利」という言葉が叫ばれて、その時もそれはそうなんだけど・・という思いがありました。それでいいのか?と。それが問題になる事態であれば、どっちを選んだにしても、それは進んで選んでいるのか、それとも選ばされてるいるのか本当にはわからない・・というのも、中絶を選ぶ前に、「妊娠すること」それ自体を選べているのかどうか、が問題だと思うから。今回の米大統領選挙でも、女性の中絶の権利は守られなければならない、という言葉が聞かれています。確かにその権利がなくてはならないとは思いますが、それはうれしい権利なのか?何度も言いたいですが、そもそも、心も身体も傷つくことが分かりきっている中絶なんて、進んでやりたいものではなく、追い詰められて、仕方なしに選ばざるを得ないもの、なのでは?女性にとって、「中絶の権利」より「妊娠しない権利」の方が余程意味があると私は思います。単に「犯罪に巻き込まれない権利」=法律にわざわざ書き込まれない=というような消極的なものでなく、新しい法律がほしいくらいに思います。