青森記念 決勝戦結果
青森記念 決勝戦結果1祐大-9神山-5内藤祐大、陽介、武田で周回。武田は陽介を抑えながら、鐘前2角で前に出て主導権態勢。陽介が強引に叩きに出るが、武田も併せて踏んで壮絶な先行争い。陽介は出切れず後退。祐大がいつの間にか阿部の位置を捌いて3番手確保。友和は4番手に入れて貰って、体勢を立て直すが厳しい。祐大が3角過ぎから捲り追い込み。番手の神山が横に張りながら踏むが、祐大が直線一気に突き抜けて優勝。神山は及ばず2着。3角から空いたインを突いた内藤がしぶとく3着。大きく見て、北日本vs武田の様相でしたが、周回中の並びで、武田は先行で腹を括ったと思います。陽介を出させて中団か、友和を捌く手もあったとは思いますが、ライン4車と長く、後ろが神山だったと言うこともあり、多少無理目でも突っ張る作戦を選びました。ラインがしっかり連係出来ていれば、神山の優勝だったと思いますが、3番手が力の劣る阿部だったことが、武田には大きな痛手になりました。阿部が先頭で二段駆けの手もあったと思いますが、この並びを選んだ時点で、こうなることも想定内だったはずで、阿部にとっては、勉強になった一戦でしたが、結果としては仕方ない部分もあったと思います。でも、今日の武田は文句無しで強かったと思います。陽介は、スタートを我慢して後ろ攻めならどうだったかなと思いますが、このメンバーでは先行する以外はほぼ権利無しで、自分のするべきレースは出来たと思いますが、相手が強すぎました。友和も、追走で脚を使ってしまい、4番手に入れて貰っても、二の脚を出せるほどの状態にも無く、これも仕方なかったと思います。で、やはり特筆するべきは内藤でしょうwかつては、何故か青森記念に呼んで貰えないと愚痴をこぼしていたりして、せっかく呼んで貰えた地元記念に懸ける思いが連日伝わるレースでした。決勝も、苦しい展開ながら諦めの悪い競走は見事でした。まだまだ上位戦でも活躍出来そうで、穴党ファンとしては目の離せない選手になりそうですw最後になりましたが、祐大おめでとう!去年の失態を最高の形で返しました。北日本別線で、アシスト的な走りもあるのかなと思いましたが、冷静に展開を見極めて、勝てる展開でしっかり勝つ辺りは、さすがにトップで活躍する選手なだけあるなと思います。少し前までは、展開待ちの消極的な競走も目立っていましたが、仕掛けるタイミングを逃さず、自分でレースを作れるようにもなっているので、戦法の幅が広がって、一皮剥けた感のある今後が非常に楽しみです。3日目までは、いつもの青森らしくない、堅めの配当が多かったのですが、最終日は、これぞ青森って一日でしたw11R中、3連単で10万車券が5本と荒れに荒れました。天候の方も、決勝戦の特別選手紹介が行われた時だけ、突然、ドシャ降りになったりして、今日の荒れ模様を象徴するかのような出来事もありましたw最終日は色々ありましたが、年に一度の記念の決勝戦の雰囲気は楽しめたと思うので、良しとします。4日間、お疲れ様でした!