共同通信社杯 決勝戦結果
共同通信社杯 決勝戦結果1神山-3祐大-2稲垣祐大、山田、原田で周回。青板から原田が動くと、併せて山田も上がる。原田が無理やり抑えにかかるが、山田は意地でこれを出させず。中団は祐大が巧く取り切るが、またしても山崎は連結が切れる。山田は鐘では既に全開。山崎は準決と同様、追い上げて祐大とドッキング。最終1Cから稲垣が番手捲り。祐大は山崎を待った分、やや仕掛けが遅れたが強引に捲る。最終2C~4角で、稲垣が自ら外に張り、空いた内を神山が狙う。メンバー中、唯一のSS級の意地を見せた格好の神山が先頭でゴール。47歳にしてG2制覇の最年長記録。祐大は仕掛けのタイミングが狂ったのと、稲垣のブロックも効いて届かず。最善は尽くした稲垣だが、粘り込めず3着まで。決して美しい勝ち方では無かったかもしれませんが、勝つにはこれしかないと言った勝ち方をした神山は見事でした。こんな強い47歳は見たことありませんw昨年のGPで燃え尽き、ギア規制も神山にとっては不利かと心配されましたが、これはまさに輪界のレジェンドと呼ぶにふさわしい4日間で、素直に頭が下がります。祐大は、若手同士の先行争いを読み切り、巧みに中団を取り切っての勝ちパターンには持っていけましたが、山崎が連結を外してしまい、それを待ったのが響いたように思えます。最終ホームくらいから仕掛けられていれば、最終バックくらいで飲み込んで優勝だったと思います。でも、ラインで戦う以上は仕方なかったようにも思えます。原田は、攻め方が難しいメンバー構成で、ちょっと中途半端だった気がします。あの抑え方では、死ぬ気満々の山田が相手では甘いです。着実に成長はしていますが、もう少し組み立て方の勉強も必要かと思います。自動番組と緩い勝ち上がりのせいもあり、初日から難しいレースが続いた開催でした。個人的には、自動番組は面白くて良いと思いますけど、勝ち上がりの緩さは何とかならないものかと思います。勝てる展開なのに、人気を背負った選手が次々に飛んでいるようでは、嫌気が差してしまったファンも少なくなかったかと思います。4日間、お疲れ様でした!