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2004年05月05日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
いや、いつもの如くまたNHKの自殺についての特集を見てたんだけど。

と言うか、暇だったからね。
本当はレンタルしてきた「となりのト〇ロ」でも見ようと思ってたんだけど、私の部屋にビデオデッキが無いので、面倒臭いからやめた。

とりあえず部屋に居たかったので、仕方なくNHK。
で、「死にたい」と言って相談してきた女の子が居たんだ。
で、そのNHKのナントカ評論家さんはこう言った。

「辛いのは今だけです。生きようよ。」

思わず、テレビを窓から放り投げる所でした(笑)。

辛いのは今だけかどうかなんて解らないしさ。
てか、辛くない日なんて存在しないと私は思ってる。
そんな気休めは必要無いと思うし、返ってその人を苦しめるんじゃないかなとも思うしね。
まぁ、その言葉もちょっと好きじゃなかったんだけど・・・。
それよりも、
「生きようよ」って言葉が好きじゃなかった。
私には合わない言葉だと思ったね。

それは、
「死」を考えている人間にとって、
「生きようよ」と言う言葉程、残酷なものは無い。

だってさ、「生きたくない」から「死」を考えているのに。
私が思うに、このナントカ評論家さんは「生きようよ」って無理矢理、言葉だけで説得するんじゃなくて、「生きる」為にはどうしたらいいのかを教えてあげるべきだと思うんよね。

言葉で、「生きようよ」と軽く言うのなら、幼稚園児で言えるでしょ。評論家だからこそ、言える言葉があるんじゃないか?

それに、一緒に悩んであげなければ、悩み等解決しない。

自分の悩みの様に、接しなければ、駄目だよね。

そして、その評論家の隣には学校の先生が。
その人も、熱血漢溢れるんだけど、どっか噛み合わないんだよな、私と。

「時間が解決してくれるから、我慢するしかない」

「自分で抱え込まずに、誰かに相談するべきだ」

私は、違うんじゃないか?って思った。

時間が解決してくれないから、
我慢出来ないから、
「死」を考えている。

誰にも相談出来なかったから、
「死」を考えている。

それなのに、そんな言葉、おかしいよね。

もう、「死」を考えているって言う現実があるんだから。
その前の話をいくら持ち寄っても、意味は無いんだよね。

きっと、その人にとって最高の答えが、
「死」と言う事も有り得なくは無いんだけど、
やっぱりそれは寂しい。

「死」をもってでしか、自分の存在を認める事が出来ないなら、
それ程虚しい事は無いから。

「死にたい」を「死のう」に変える事は簡単だよ。

「死のう」を「死にたい」に変えるのは難しいよ。


だからこそ、あなたは今を生きている。

それだけじゃ、生きる理由になりませんか?







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最終更新日  2004年05月05日 12時00分00秒
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