Ｔiｅｒ’ｓ　Ｂｅｎｃｈ

　中学2年生の頃から不登校だった東京のＫさんが始めて僕にメールを

くれたのは去年の3月でした。都内屈指の進学校に通っていたＫさんが

高校2年に上がる直前のことでした。

　勉強がついていけないために学校へ行けなくなったので勉強を見てく

ださい、とう内容のメールでした。

　Ｋさんの学力は中学1年生程度でストップしていました。さっそく中学

の英文法から指導し始めました。模試なども受けていないのでＫさんの

偏差値は解りません。高校の内容をまったくわかっていないので偏差値は

測定不可能な状態でした。僕の経験から判断すると30にも届いていなかっ

たでしょう。

　そのＫさんが5月の全国統一模試で英語の偏差値、67をマークしました。

偏差値が40も上がったことになります。

　信じられない数値です。センター試験換算で89.7パーセントでした。

　先日のウェッブ指導の際に嬉しそうに僕に報告してくれました。

　中学2年生からいつも成績がビリだったＫさんはついこの間まで、自分を

卑下する言葉を吐いていました。「どうせあたしなんか・・・」そのたび

にぼくは「そんなこと無い、もう君はたぶん偏差値で言うと６５くらいの

実力がついていると思うよ」と言っていました。まさにその予想が的中し

たことになります。

　ぼくにとっても記録を更新し、嬉しい限りです。

　去年のギャルのＴさんが1年で25上げました。青森のＣさんは30上げました。

　Ｋさんは自信を持って難関大学を目指して受験勉強をしています。