|
カテゴリ:英語教育
英語長文和訳をチェックするとき和訳を読むだけでその和訳が正しいか正しく無いかが
わかります。日本語として意味が通じない文であればその文は正しく和訳されていないこ とになります。 当然、和訳はしていますが意味はわかっていませんから読み進むうちに文脈がつかめな くなり頭の中が真っ白になってしまうことはどの高校生も経験していることだと思います。 例えば次の和訳は全統センター模試で全国偏差値67レベルの高校2年生が送ってきた和訳 です。 「生徒は人間でなく犬だったが盲目の人々をどのように先導するか教えた。」 なんだか解ったような解んないような文章です。 この文には3つの文があるのですが2番目の文の主語が無いために何のことか解らなくなって いるのです。 英文はこうなっています。 The pupils were not humans,but dogs who were taught how to lead people who were blind. つまり「盲目の人々をどう導くかを教えられる」のは犬たちであり、were taughtと受動 態になっているのにそのように訳していないことも主語が解らなくなる要因になっています。 それから、上の生徒さんの和訳は明らかに主語と述語がねじれていることからもおかしい ことに気がつかなければなりません。和訳は「生徒は~教えた。」という文ですが生徒は教 えるのではなく、教えられるものです。 このように英文を正しく解釈するには英文法の知識が身についていなければなりません。 現在通信制の高校3年生のYさんは僕の指導が始まってからまだ2ヶ月ですが中学の英文法 をしっかりやったので進学校に通う3年生より正しい和訳を書いてきます。 正しい和訳を書くということは正しい日本語を書くということを意味しますから英語の勉 強をしながら日本語の勉強もしていることになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.27 12:46:01
コメント(0) | コメントを書く
[英語教育] カテゴリの最新記事
|