Ｔiｅｒ’ｓ　Ｂｅｎｃｈ

　「仕事の意味とは、ただ生活費を稼ぐ手段だけではないのです。」

　マンハッタンの「帰還兵センター」のスタッフ、ティム・レイバンが

続けて言っています。

　「若者たちが誇りを持って、社会の役に立っているという充実感を

感じながら自己承認を得て堂々と生きられる、それが働くことの意味で

あり、「教育」とはそのために国が与えられる最高の宝ではないでしょ

うか。将来に希望を持てる若者を育ててゆくことで、国は初めて豊かに

なっていくのです。」（堤　未果　「貧困大国アメリカ」より）

　教育、労働環境においてますます格差が拡大し、多くの若者が将来に

希望を持てない日本でもこのことはしっかり考えていかなければなりま

せん。宗教を持たない日本人だから、今こそ「幸福論」が必要かもしれ

ません。