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テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:介護
連れて病院へ行ってきました。 叔父は7人兄弟の末っ子で長女である母とは11歳違います。病気で両親 を早く亡くしてからは姉である母が母親代わりになって年端の行かぬ弟を 育てたそうです。 母が所帯を持ってからも頻繁に出入りしまさしく叔父は家族の一員、僕 の兄のような存在でした。 およそ8年前にすい臓がんにかかり、その後は転移しては手術を繰り返し てきましたが多臓器不全で容態が悪化したのです。 久しぶりに見る叔父はやせ細り、目はうつろで生気がありませんでした。 叔父の前では取り乱したりしたら叔父が可哀想だから絶対泣かないと言っ ていた母は気丈に振舞っていました。 家に帰り母はベッドでひとしきり泣いていたようです。 僕は走馬灯のように駆け巡る叔父とのたくさんの思い出を追いかけ、ただ放 心するばかりでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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