Ｔiｅｒ’ｓ　Ｂｅｎｃｈ

女子高に通うTさんを指導し始めたのは昨年の夏休み頃だったでしょうか。

　英語が伸び悩んでいたTさんにリスニングの指導を補助的に依頼されたのです。

　しかし、リスニングの技法はスラッシュ・リーディングなので、リスニングの指導と

同時にスラッシュ・リーディングの指導も初めました。

　すると、すぐにスラッシュ・リーディングに慣れ、英語長文を正確に読めるようにな

り読むスピードもこれまでの半分くらいになりました。

　12月ころには最難関の長文を読むまでになりました。

　夏前には50前後だった偏差値はセンターを受けるころには60を優に超えていました。

　そして、試験を受けた結果、一般入試で法政、学習院、東洋、大正と悉く合格したの

です。落ちたのは明治と法政の全学部だけでした。

　親御さんにとっても予想外な結果だったそうです。

　今日は親御さんと一緒に挨拶に来られました。

　その時手渡された手紙には、こう書いてありました。

　「今までは英語長文を見ただけでもウっとなり、まったくその内容を理解できなかっ

　たのが実際は自分が思っていたほど難解なものではなく、私にもちゃんとできるんだ

　と分かって英語に対する苦手意識が無くなりました。授業を受けて長文を読む度に丸

　の数が増え、読むスピードが速くなり、分かっていくのはとても気持ちが良くて嬉し

　かったです。」