9、企業倫理とマックス・ウェーバー
「倫理」という言葉は太平洋の向こう側ではやってる。ますます、人々はそれを使用
している、企業の役員の行動に言及して、個人の行動にというよりもむしろ。この言葉
をそれほど普及させたのは、広く行き渡った不誠実な慣行だ、日本とアメリカ双方の企
業による。アメリカには危機感が漂っている、倫理によって抑制されない資本主義は滅
びる運命にあるという(危機感が)。
次々と新事実が明らかにされてきた、破綻した大企業による財務諸表が粉飾決算を含
んでいたという(新事実)が。それをさらに悪くしているのは、詐欺行為が為されたと
いう事だ、会計事務所の助けを使って。企業国家アメリカを再建したいと思って、ジョ
ージ・ブッシュ大統領は宣言した、「良心のない資本主義は無い」と。
なぜ資本主義はアメリカとヨーロッパで発達したのか。当然、様々な理論が提示され
てきた、この問題について。ドイツの社会学者、マックス・ウェーバーはこの問題を宗
教に結び付けた。簡単に言えば、彼の理論はつまるところ、「正直が最善のマーケティ
ング政策だ。」ということだ。