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2022.06.04
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カテゴリ:個別指導塾
個別指導塾の無能な英語講師たち

 僕は現在、都内屈指の完全個別指導塾の2教室で受験英語を指導しています。

 2教室合わせて、英語指導が出来ると申告している講師は100名ほどになります。

 しかし、英語講師のほとんどは、大学受験で英語を勉強した程度の英語力しか持っ

ていません。

 英文解釈を指導できる英語を専門とする講師が数人というのが実情です。

 なので英語指導は受験まで、文法と英文解釈しかしないというのが現状です。

 受験では、長文を読まされることが必須ですし、その長文はますます長く、情報量も

ますます増えています。昨年から始まった共通テストの英語リーディングの語数はこれ

までのセンター試験の語数の1.3倍に増えています。難関大学の長文は1000語を優に超

え、超長文になっています。

 つまり、速読の能力が問われているのであり、文法や解釈の力が問われているのでは

ないのです。

 もちろん、文法や解釈がある程度できていないと英文を正しく解釈できません。それ

は当然ですから、早い段階で文法、解釈を指導し、速読の技術を指導しなければならな

いのです。秋口まで文法、解釈を指導していてはアウトなのです。現実には、文法のテ

キストや英語長文の和訳だけを読んでいるような英語講師が殆どです。

 そして、共通テストになって大きく変わったのがリスニングです。センター試験では

250点中50点だったリスニングの配点が、200点中100点となり、リーディングと同じ

になり、リスニングの能力がはるかに重要になったのです。

 しかし実際、英語リスニングの指導ができる英語講師がどれほどいるでしょうか。

 リスニングの指導ができるためにはプロナンシエイションの指導ができなければなり

ません。受験で英語を勉強しただけの講師にそれが出来る筈もありません。

 僕が勤務している2教室では、僕の他には、英会話スクールの先生もしている留学経験

のある女性講師が一人いるだけです。

 他の英語講師たちの発音たるや、とても恥ずかしくて聞くに堪えません。

 もちろん、彼らの発音ではネイティブとの会話は無理です。

 つまり、残念なことに、ほとんどの英語講師は、速読もリスニングも指導できないの

です。





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Last updated  2022.06.04 19:31:20
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