日本沈没22話~最終話
日本映画チャンネルで一挙放送をしていたので、楽しく見ました。村野武範・由美かおる版。北海道の牧場の話とか,九州の沈む当たりとか、ダムの爆破とか結構覚えているなあと思っていましたが、最終話近辺が全く記憶がない。たぶん最終話を見ていませんね、こりゃ。放映当時小学生だったので、チャンネル権がなく(懐かしい表現ですが)、見ていなかったのではと思います。沈没の表現はミニチュアワークで、懐かしい東宝怪獣映画の流れをくむ正統派です。東京タワーの最後の放送のくだりは、ゴジラへのオマージュでしょうか。もっとも、こちらのアナウンサーはちゃんとヘリで救出されたので、ゴジラの時に救出できなかったリベンジとかね。最後に逃げ込むのが教会というのが、主人公の結婚式に繋がるのかもしれませんが、出産まで入れ込むとは思いませんでした。日本列島上での最後の出産が、曽我町子さん。まだ若いわ。でもQ太郎やった時いくつだったんだ?映画版のラストシーンは小野寺が一人だったが、テレビ版は一応二人いる。しかし、ヘリは近づいているものの結構危ない。明確に助かったという表現はしていない。希望はあるが危機でもある、という終わり方でした。70年代はオイルショック直後くらいの作品だし、環境問題がやっと言われ始めたころだったので、そういう意味なのかもしれません。最後まで見られてうれしかったです。音楽がいいので、サントラが欲しいですね。広瀬健次郎さんです。