硫黄島からの手紙
ある意味すごく面白い映画だった!観る角度によって、違う見方が出てくるから。父親たちの星条旗の後編として観たら、そりゃ、もう100点ですよ!でも、もし公開の順番が逆にしたらもっと面白いじゃないかな…日軍はがんばったけどいくさが負けてしまって、米軍はいくさに勝ったけど、結局戦争はすごく虚しい事だと知らされたって、悪くないよね。けど、どっちにしろ、絶対両方を観るべきだと思う!アメリカ人が撮った”日本映画”として観たら、私的には95点です。私は日本人じゃないから、日本人はああどこうだって言うことできないですけど、映画の中の”戦争中の日本人像”は大抵合ってるじゃないのかな。アメリカ人から見る日軍じゃなくて、日軍になって日軍を見るという、しっかりその特徴を捉えてるじゃないのかな。クリント・エーストウットの映画として観たら…私クリント・エーストウットあまり知らないです。まぁ…すごい人ぐらいは分かるけど:Pこの2作を観て、多分すごくやさしい人だなと思いました。もっと他の作品も見たいなと思いました。すごくグッと来たシーンがいくつもあって、一番好きのはもちろん最後の手紙が散るシーンで、涙がくんじゃいました(後になって、なんで栗林が全部キープしてるのが謎って思うこともあるけど:P)清水が犬を殺さなかったシーン西郷が清水の死体を見て泣いてしまったシーン竹一が自殺するシーン実は清水が米軍に殺されたシーンも好きなんだ…アメリカ人が撮った映画だから、アメリカ人のイメージを守る為に、投降する日軍を殺すなんで、ありえないって思ってたら、やってくれたな~絶対そんなにみんながみんなで100%人道的だと思わないから。あとサムが死んだ後竹一がちゃんとその死体を被ってくれるシーン竹一がサムの母親の手紙を読むシーンも本当にいろんな場面でいろんな思いを伝わってくれてます。問題の、うちのハリウッドスター~ニノミヤカズナリの採点は~~~~~ごめん!60点!!本当のこと言って、ちょっと期待はずれって感じしました。私ニノのためにこの映画を観るじゃなくてよかった!それだったらもっと低いかも!!全てニノのせいじゃないけど、設定はちょっと問題あるけど…あの童顔じゃ、いくら顔に泥を塗っても、経歴ある人に見えない。そして、みんな彼の演技に過剰評価じゃないのかしら…私は、西郷になりきってないと思う…セリフ全部同じトーンに聞こえるの!特に、彼の店が憲兵のせいで無くなったことを話してるとき、全然感情を感じてなくて、コンサートのMCで言ってるみたいな…それから花子のお腹の子供に、父ちゃん必ず生きて帰ってくるって言ってるときも、あまり愛を感じてなくて…たぶん、ニノもそういう年齢じゃないから、やっぱ無理あるって話なのかな…これからもっとがんばって欲しいわ~~最後に、どうしても言っておきたいこと一つあります。大宮のパン屋ってすごくウケました!!(爆)