テディも寂しいの・・・
少し前になりますが、テディを可愛がって下さった近所のお父様が亡くなり、お葬式で受付を担当してきました。年を取るごとに、死について考える時間が増えますね。昔読んだ仏の話の中に、人は生まれ落ちた瞬間から死に向かって進んでいるとありましたが、若い頃は生と死が背中合わせだと言われても、あまりピンときませんでした。それは自分の中に死がまだ近いものではなかったからです。自分がどのように死と向き合って亡くなっていくのかは、もう少し先の話になるとは思いますが、妹がある番組で、「今は60代・70代の方が人生100年世代で、40代・50代の方は人生120年になるらしい」と言っていたそうです。ということは、20代・30代は140年まあ、どの世代の方にとっても、去年話題になった老後2000万円問題は、間近に迫った話になりますね。命もお金で買えると言いますが、確かに間違いではないのかも・・・・・今は病気になっても治療法が増え、病気を抱えながらでも薬を飲み、普通の生活が送れるので寿命が延びているということなんですが、それでいくと、「まだ人生3分の1しか生きていないということ」今だって体が悲鳴を上げているのに、あと3分の2が病気だったら辛いです。若いままで残りを過ごせるならいいですけどね~命の大事さ、健康でいることの大切さ、お葬式に出るたびに思います。人の死と向き合うことは、多くのことを考える時間なのかもしれませんね。そういえばある番組で、年配のコメンテーターが、「私は死ぬ前の最後の晩餐に何を食べようか、今から考えている」と話されていて、死に前向きな方もいるんだなぁ~と思ったことがあります。でも、もう1人が、「最後の晩餐て病気だったりしたら、食べられないんじゃないの?」と。「えええええええ~~~~~」とその方は驚かれていましたが、確かにそうですよね~皆さんは最後の晩餐は何を食べたいか、考えたことありますかお葬式で死を考えたとき、ふと頭に浮かんだのが、何年か前に聴いた美川憲一さんの「生きる」もとはフランスのシャンソンなのだそうですが、この歌詞と美川さんの歌が耳に残って、しんみりと聴いたのを思い出しました。”今になって私、命の貴さを知った。生きる生きる悔いのないように”いつもテディに会いに来てくださり、ありがとうございます。テディを思い出したら、ふらりとお立ち寄りください。