テディも49日
12月30日で、テディが亡くなり49日になります。長い間、犬と暮らしてきたせいか、そばに存在感の大きな動物がいないというのは、ぽっかり心に穴が開いたような気持ちです。我が家はミルクもテディも大型に分類される犬だったので、どこにいても視線の片隅に入ってくる存在でした。ミルクが亡くなった時には、しばらくミルクの気配を感じていましたが、テディの時にはそれがなかったので、きっと思い残すこともなく虹の橋を渡って行ったのかなと話していました。ミルクは病気だったので、かなり苦しんだのを見ていましたから、心残りも沢山あったんだと思います。49日までは修業があると言いますが、動物の魂はどうなんでしょうね。我が家はミルクにも作らなかったんだからと、テディにもお位牌は作っていません。人間は業が深いので、仏道に入り新たな道へ進むために戒名が必要だと、聞いたことがあります。では、動物はどうなんでしょう動物は生まれてきてからずっと無垢のままなので、業というものがなく戒名も必要ないのだそうです。お位牌は生きた証として、お家に置かれる方が多いのだとか。そう考えると、なかなか処分できないテディのものが、思い出の品であり、生きた証なのかなと考えてしまいました。近所のお友達ワンコはみんなテディより先に亡くなり、テディが最後です。以前テディとのお散歩で、家族と暮らす年配のご夫婦に、「もう、飼われないんですか」と尋ねると、皆さん、「今、犬や猫を家族に迎えても、20年近くも長生きすると、私達が90歳を過ぎちゃうでしょう。最後までみてあげられないかもしれないから、ちょっと悩んじゃうのよね」やはり、最後まで見送ってあげたいというのが、本音なんですね。最近は虐待事件のニュースをよく耳にしますが、近所の動物たちはそれぞれ最後まで家族に看取られ、幸せだったと思います。今年はコロナもあり、動物を飼われた方も多い反面、通常に戻ってやはり大変だからと、簡単に捨てたり手放す方もいるそうです。私にはちょっと考えられませんが、環境が整っているお家なら、家族に迎え入れるのはいいことだと思うので、命を育てるという気持ちで、最後までそばにいてあげてほしいです。今年もあと数日で終わり。2020年はコロナに振り回された1年でしたが、来年は少しでもいい方向へ進む1年であることを祈りたいです。これから更に全国で寒さが増すそうですので、皆さんも体調など崩されませんよう、良いお年をお迎えください。いつもテディに会いに来てくださり、ありがとうございます。テディを思い出したら、ふらりとお立ち寄りください。