どんな時でも・・・・
年末に暗いお話はと思い、さけてきましたが、一応ご報告を致したいと思います。個人的な事ですので、スルーしていただいて構いません。去年から色々あり、テディ家は家族がまた少なくなりました。妹が大変な人生だったけど、ちょっとホッとしたと一言。30を過ぎ両親の病気や死を経験し、介護は40代になってから考えればいいねと思っていたのに、その年になる前に介護になって、少し疲れたと感じていたようです。コロナの時代、外に出ることも難しく、高齢者は足腰が弱ることも多いと思います。母やテディもいつもなら出かけたりしていましたが、回数も減り、頑張る気力も削られていったんだと思います。去年までは母も普通でしたから、私もちょっとした小さなサインを、見逃してしまったんだと思います。テディの時もあと1日2日早くに気づいていればと、考えてしまいました。去年テディが亡くなってから、母が私も一緒に死にたいと言っていました。一緒に頑張っていた同志がいなくなり、ガクッときていたのでしょう。日記が出てきて、妹がそれを読みながら泣いていました。この十年程で家族を続けて亡くし、でも私達はまだもう少しだけ先があるので、残りの人生生きていかなければなりません。手術、リハビリケア探し、書類・・・泣いている暇もなく動いていたので、(まだ、手続きが残っていますが)ここにきて少し落ち着き、ブログでご報告させていただきました。60代でも70代でも、高齢医療や介護保険があっても、癌治療やホスピスはかかる費用が大きいです。少ない保険でもいくつか入っておいたので、助かりましたが、全て使い切りました。末期がんの場合の施設となると、ひと月数十万は普通にかかります。老後数千万は必要だという事を、日々の暮らしの中で切実に感じていました。病気にならなければお金の問題もある程度クリアできますが、人間誰しも年を取れば病気もするでしょうし、健康に気を使っている人でも倒れて働けなくなったり、介護離職せざるを得なくなることもあります。あっという間にお金が消えていきます。管理をお願いしている事務所の方と、親戚とも話し、幸い一人ではないので、何とか踏ん張っています。ご近所さん達から、人は生まれてきたら死ぬのだという事は分かっていても、突然目の前から消えていくと、死が間近にあるんだと実感したと泣かれました。お顔が見られなかったのが、辛かったと言われましたが、末期癌の苦しさを身近で知ると、母も見られたくはなかっただろうと思います。伯母達にも会いたくないと言っていましたから。コロナという事もあり、お医者様も感染リスクを抑えるために、患者のご家族とも一人にしか面会できない状態。コロナになってしまったら、手術もできなくなりますし、家族・患者・医者が気を使いながら、先のことを考え、母とも会えず、このまま最後になってしまうのかなとも思っていましたが、幸い母はいいホスピスに移れたので、看護師さんとも羽生君の動画を一緒に見て、喜んでいたそうです。死に目に会うこともできなかった方、コロナでそんな状態の方も多いと思います。それを考えたら、面会もでき、最後はそばにいてあげられたのでよかったです。母の人生は60代~は闘病生活で、手術の繰り返し。全身癌で脳に転移した後も、一度大手術をし、医者からも、「人間はいずれ死ぬのだし、年も高齢だから」と、言われていたので納得はしていましたが、やはりあの時あの時と考えて、後悔の毎日です。ただここ何年も入退院を繰り返していたので、時間も関係なく、病院からの電話にびくびくしていたことを思えば、少しホッとした気持ちです。私がちょっと席を外している時に、妹が看護師さんと話していて、「どんなにやってあげても後悔はしますから、あまり考えすぎないほうが」と言われたそうです。最近、元プロ野球選手の大島さんが亡くなりました。がん闘病の記事を見て、母と同じく余命を越えて生き抜いた姿に、魂は痛みを忘れて楽になっているだろうかと、考えてしまいます。なるべく普通に過ごそうと、周りにも詳しいことは伏せて、いつも通りに生活をしてきましたが、やはり落ち着くまでは時間がかかるんだろうな。長い文章になりましたが、書くことで少し心も落ち着くので、日記として残すことにしました。人生100年と言われ、平均寿命も82歳。自分がいつ死ぬのかと考えたとき、どうしても親の亡くなった年が、頭に浮かびます。両親はともに平均寿命まで生きられませんでしたが、親と同じなら70歳を過ぎたあたりが寿命?と思ったりすると、あっという間ですね。今、闘病生活で苦しいと感じている患者さんや家族の方に、辛い時は頑張りすぎないことが大事です。でも命あることなので、生き抜いてほしい気持ちはあります。松山千春さんがラジオで、今年99歳で老衰で母親がなくなり、年だし分かってはいても、それでも生きていてくれるだけでいいと思ってしまったと、話されていて、その気持ちを痛いほど感じました。母にはまだ聞きたかったこと、話したかったこと色々ありました。皆さんもご両親が元気なうちに、気になっていることは話し合われた方が、後悔は少ないと思います。でも、不思議なんですが、母より会いたいのはテディだったりして、妹と薄情だなぁ~と笑ってしまいました。笑えているうちは、人間何とか生きていけますね。お腹もすきますし。まだまだ世の中、大変な時期ですが、皆さんもお体に気をつけてくださいね。テディはいなくなりましたが、少しずつ更新出来たらいいなと思っています。皆さんのブログも楽しみに読ませていただきます。いつもテディに会いにきてくださり、ありがとうございます。あのおバカなテディは何をしてるのかなぁ~と、ふらりと立ち寄って、笑っていただけたら嬉しいです