カテゴリ:マンガ・ドラマ・音楽・映画
納戸の中の片づけに、 ちょっと必要なものがあったので、 ホームセンターに行って、 帰りにケンタッキーの前を通ったら、 期間限定のセットがあったので、 買って帰ることに。 ただ、久しぶりに行くと、 セルフオーダーレジになっていて( ゚Д゚) そういえば本屋さんに行ってもセルフレジだし、 お店に入っても入り口で画面がお出迎えだし、 ある意味、便利なのかもしれませんけど、 最初は少し戸惑いました。 慣れてしまえばどうという事はないんですけどね。 オーダー途中で出てくる、 「こちらも人気です。ご一緒にいかがですか」 の画面に、 思わず購入してしまう人もいるかも しれませんよね。 さて、少し前に見た映画。 「椿の庭」 この映画は若い人には、 きっとつまらないと感じてしまうだろう、 そんなゆったりとした時間の流れと映像美、 古き良き日本の丁寧な暮らしを見ることができます。 人は誰でも老いることを前提に、 富司純子さん演じる祖母は、 この椿の庭のある美しい家で、 一生を終えたかったのだというのが伝わり、 胸が痛くなりました。 夫(祖父)が亡くなり相続税の問題から、 家を処分しなくてはならないことから、 祖母の生きる力はそがれていき、 死を選んだのだと思います。 これはある意味自殺なのかもしれませんね。 少し前に「メタモルフォーゼの縁側」という、 漫画原作の映画が公開されました。 ここでは老婦人と女子高生が、 BL漫画というものから交流が始まり、 老婦人には最後の青春が、 女子高生にはこれから始まる青春が描かれています。 老人にとっての未来は、 残酷でも死に向かっています。 これは生を受けた時から、 平等に決まっていることなので当然なんですが、 ただ楽しみがないと生きる意味はなくなってしまいます。 この物語の老婦人にはBL漫画が、 その活力になっていて、 孫のような年齢の友人ができ、 老婦人がノルウェーの娘のもとに行っても、 友情は続いていきます。 椿の庭で祖母が老いじたくする場面では、 終活をしている世代には、 きっと身につまされるものがあると思います。 祖母にとっての生きる意味は家にあります。 ただ、孫の為に、 あともう少しだけ、 生きたいと願ってもらえたら・・・・・ そんな気持ちで見てしまいました。 孫は海外で育ち、 親が亡くなり祖母に会いに日本へきたので、 日本語が少し不自由で、 日本語学校へ通っています。 祖母と一緒に新聞を読みながら、 日本語を覚えているそんな生活を、 もうちょっと続けさせてあげたかったです。 写真家の上田義彦さんの初監督作品なので、 どのシーンを切り取っても綺麗な風景が見られ、 富司純子さんの所作の美しさ、 昭和の日本はこんな家の姿があったことを、 再認識させられました。 ただ画面が暗いので、 手紙のシーンなど素敵な場面が、 見ずらくなってしまったのは残念でした。 祖母の富司純子さん、 孫のシムウンギョンさん、 叔母の鈴木京香さん、 基本この3人で物語は進むのですが、 それぞれの佇まいに、 家に対する想い、椿の庭が壊されていく姿は、 切なくなります。 祖母が亡くなる数ヶ月を描いた物語なので、 明るいお話ではありませんが、 素敵な映画でした。 見たことのない方はぜひご覧になってください。 いつもテディに会いにきてくださり、ありがとうございます。 テディは2020年にお星様となりました。 今までテディを可愛がって下さり、 本当にありがとうございました。 テディの歴史に、 ふらりと立ち寄って、笑っていただけたら嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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