080792 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ふんわりロマンチック経営

ふんわりロマンチック経営

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Twinky Germany

Twinky Germany

カレンダー

お気に入りブログ

家5千万 老後資金2千… New! 岩手のFP事務所さん

『ビーズステッチ』… Rainbow7さん
monparure MONPARU YUKOさん
大好き!ヴィクトリ… riochiさん
三日月うさぎ☆ 三日月うさぎ☆さん

フリーページ

2006年09月18日
XML
カテゴリ:ドイツ

ドイツの引っ越しはちょっと大変。

新住居には台所の流し台もガスコンロもありません。
壁はむき出しなので自分で壁紙を貼ります。
でもその代わり、自分の一番好きな色に塗ったり貼ったりできます。

台所はいわゆるシステムキッチンを買うか、引っ越す際に前に住んでいた人から買い取るかします。

システムキッチンは台所の間取りにあったようにできていますから、引っ越した先でまた使えるとは限りません。
それで結局新しいシステムキッチンを新居用にまた買うことになるんですね。 

若い人たちは お金が限られているから、入居するとき 前の人からシステムキッチンを安く買い取ったりします。
引っ越していく人たちは、ちょっとでもお金になれば嬉しいから、お互いに話し合って解決します。

私たち夫婦も引っ越すことにしました。 
ちょっと広めの住まいに越せるだけの余裕ができました。

今晩、若い男の子が我が家に来ました。
このアパートに引っ越そうかと思って下見に来たのです。
礼儀正しいブロンドの男の子でした。
20歳ぐらいでしょうか。
とっても気に入ってくれたようです。

特に床が気に入ったと言ってました。

我が家の床板は100年以上前の床板をやすりで磨いたものなんです。
これは我が家の自慢です。
お客さんが来るとお褒めいただくのです。
私たちがここに来る前は荒れ果てた状態で、何十年も前のペンキが何度も何度も塗り重ねられて厚さが1センチ近くあったでしょうか。
元の床板にするまで毎日朝から晩まで何日もかかりました。
私も主人も古い建物が好きで、わざわざ古い建物に引っ越してきたわけです。
手間をかけても100年前の床板を復元したかったのです。

キッチンは置いていってくれるんですか。

彼は聞きましたが、私はまだはっきり答えませんでした。
実はこのキッチン、引っ越してもまた使えるようにと思って、システムキッチンではないものを選んだのです。
ブロックタイプのちょっとごっつい、プロっぽいタイプ。
気に入ってくれたのは嬉しいのですが、まだね、若い人たちにぜーんぶは置いてってあげられないのよ、わたし。

このアンティークの床板と、キッチンの床のタイル、これもね、特別なの。
イタリア職人の手仕事のタイルよ、一枚一枚色が違うでしょ。
これはただで置いていってあげます。

こうやって私はちょっとずつ 若い人たちに貢献していくのです。
ちょっとお姉さんになったわけです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年09月19日 04時18分33秒
コメント(3) | コメントを書く
[ドイツ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X