今日は末娘の遠足で、間近に迫ったハロウィンの為の
「パンプキン・パッチ(かぼちゃとり)」で、保護者ボランティアとして私もついて行きました。
天気予報では雨だったにも関わらず、お蔭様で曇り空。
かぼちゃ畑に行ってかぼちゃを取るので雨が降ると超泥んこになるので(←日本で言う芋ほりイベントと同じですね)恐れていたんですが、本当に雨が降らずに良かったです。
で、なんと、今朝私がお弁当を作っている時、7時半位ですかね、
近所のおじちゃんが「ピンポーン」と、チャイムを鳴らしたんです。
私 「ハーイ。何でしょう?」
おじちゃん「君のところに子供はいるかい?」
私 「3人ほど。」
おじちゃん「そっか、さっき隣のブロックで熊が出たから学校へは徒歩ではなく車の方が良いね」
私 「ありがとう」
って、え~ーーーーっ!!
く・くまぁ? 本当に? うちのすぐそばで???
いや、実は夏休みに入る前にも1度学校で熊が出て騒ぎになってパトカーが来たりそれなりの機関?みたいな所の人たちが来たりで、外遊びもしないようにと学校からお触れが来たりでビックリした事がありましたが、うちのすぐそばではなかったんですよね。
で、その日は旦那の出勤前に送ってもらいましたが、当然の事ながら皆考える事は同じでうちのようにいつもは徒歩での登校組もその日ばかりは車だったので学校の車止めは超満杯、道にも保護者の車があふれ帰りそれはそれは普段に無いラッシュ状態。
で、とりあえずその日は末娘が学校の放課後にクッキングクラスを取っている日で私はいつもの時間にはお迎えに行かなかったんですが、
自分達で帰宅した双子達はそのまま友達の家に。
で、4時半前に末娘をお迎えに行こうと思ったら隣のコンプレックス(棟)で息子の友人達がえらく興奮していて、
「あ!長男君のお母さん!たった今僕達熊を見たんだ!! 携帯でビデオ撮ったから!!!」
と、鼻息荒く見せてくれたその映像にはまぎれも無く確かに熊が移っていてのそのそ歩いてるんですよーーー!
とにかく気をつけて帰宅しなさい、とそのこたちに言い、
私は内心、
「私も熊に遭遇したら、ビデオ撮っちゃおうかしら」
なんてちょっとワクワクして歩き始めた途端、なにか黒いものが私のすぐ脇のブッシュで動いている・・・
よく見たら、熊。熊。熊ですよ、熊。
え~ーーーーっ!
熊ぁ?? 私の目の前に、しかもたった2メートル位しか離れていない所に!!
ビデオ撮るところじゃありませんよ!
しかも目が合ってしまってむこうもこちらも動けない。
しかもしかも、その熊はベイビーベアー!
ベイビーベアーはとても恐れられていて、
なぜなら、子供を守るために殺気立っている母親熊がすぐ近くにいる可能性がとても高いから。
ひえーーーーっ!
私が取った行動はビデオを撮影する事では無く、
一目散に反対車線へとダッシュすることでした。
怖くて怖くて、とりあえず走りながら学校へと向かい、その途中で会った同じタウンハウスのお世話役の人に熊の事を話し、それなりの機関に通報してもらい、末娘を学校でピックアップして、先生にも熊の話しをして他の保護者にも伝え、
帰り道に末娘に
「さっきマミーはここで熊を見たのよ。もういないと良いけど、
気をつけな・・・っ!!!」
ひえーーー!
まだ同じ場所にいました!熊が!もちろんベイビーベアー!!
末娘は連れてるし、
手には今クッキングクラスで作ったばかりのクッキーとマシュマロが・・・
「ベアーーーーーーっ!」
と、叫んだら、熊のほうが驚いてなんと、木に登って行きました!
すかさず末娘を連れて迂回し、
安全なほうへ移動したらそこには近所の人たちが3人ほど集まっていてその熊を見守っていたのですが、
「大丈夫だった?」と聞かれ、私が叫んだら木に登ったわ、と言ったら皆に笑われ、
「今度からあなたを呼ばなくちゃ」
かなんか、冗談で言われちゃったけど、
このときこそ本当に笑ってごまかすしか無かったですねーーー。
その夜もあちこちで出没し、夜はどうやら探しに出ていた母親らしき大熊がさまよっていたそうです。
ふーーーー。
ハロウィンが間近なので皆保護者は心配。
ウン十年と東京のど真ん中で暮らしてきた私が、
今この年になって熊に遭遇するなんて…。
本当にビックリ。
そんなカナダに住んでいます。
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