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ドタバタマミーのカナダ生活

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April 9, 2009
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カテゴリ:カナダの病院事情

手術が終わったのは午後の9時でした。

午後5時に病室に通されて待つ事1時間弱、
ようやく手術室に向かった長女。

日本の病院とは結構違うところがありました。
まずは麻酔が効いて眠る直前まで、希望すると親は(1人だけですが)手術室に入って子供を安心させ、見守る事が出来ます。
いつもはカナダの不満ばかりを言っている私ですが、今回の手術・入院に関しては良いと思えるところがいくつかありました、ハイ。

で、もちろん長女も希望しましたので、私も手術室に入ることに。
さすがにこの中では写真を撮る雰囲気ではなかったので内部の撮影はしませんでしたー。

で、最初の説明では手術時間は1時間と聞いたんですが、看護婦さんが
「この先生の手術はいつも予定より早く終わりますから、大体45分くらいねーー」
なんて言っていたんですが、
手術室に入る前に
「手術時間は大体1時間から1時間半です」と、違う看護婦さんに言われ、
う~ん、どっちだろう?

6時にはもう手術が始まっていて、私はひたすら病室で待ちましたが、
う~ん、私も空腹の絶頂。
グルグルグル~、キュルキュルきゅる~

いや~ん、ちょっと恥ずかしいーー。
何か食べてこようかな、と思ったけど、長女もまだ食べずに頑張って手術受けてるし…。
と、とりあえず食べずに待ってみよう、もし45分後に手術が終わったらいけないから
まずは近場にいなくっちゃ。
とりあえずトイレの場所とか、エレベーターの位置だとか、電話の場所だとか確認して、
家から持ってきた長女の枕とブランケットをベッドに用意したり、荷物をロッカーに入れたり。

その間ですね、私達より少し後に、手術を終えて病室に来ていた中国人の男の子が隣のベッドに入ったんですが、どこを手術したのかわかりませけど・・・

とにかく、吐くんですよ。麻酔の後は吐く事がよくあるのは承知していましたが、
とにかく吐くんですよ、ソレも鮮血。
とにかく、吐血、吐血、吐血、
1時間の間に20回近く吐血して、とにかく口の周りから、病院の手術着の胸の辺りまで真っ赤になって、
そのたびに看護婦さんが来て着替えさせてシーツを変える大作業になるんですが、
なぜかこの男の子の家の人がいなくって、しかもこの男の子、なぜかナースコールを押さなくて、
吐血してもそのまま口から血を流して固まっているか、
大声で
「たすけてーーーっ!! 助けてーーーっ! 助けてーーっ!」
って、叫ぶんですよ。長女が手術中の約2時間の間、どれだけ吐血したのでしょう。
これ、もしかして手術失敗?どかぞやの腹部内から内出血しているのでは?

と、私の心配をよそに、看護婦さんたちは片づけが終わると
「はい、リンゴジュースよ。これを飲みなさい」
「いやだ、僕飲みたくないよ、いらないよ、僕が欲しいのはお母さんだ」
「でも飲まなくっちゃダメよ、飲まないとだめなのよ」

あんだけ吐いたら日本だったら口からの水分補給ではなく、点滴にするのでは?と思いながらも、私も医者ではありませんからもちろん何も言えず・・・。その後も飲んでは吐き飲んでは吐き・・・。

その後お母さんが登場しましたが、ちょっとこの男の子がかわいそうだな…と、同情。
結局その子は一晩中吐血し続けてました。

で、長女のほう。
1時間経っても1時間半たっても誰も私を呼びに来てくれませんーー。1時間45分を過ぎた頃に看護婦さんにどうなっているのか、と聞きに行きましたが、
「まだ手術室から連絡ありませんよ。何かあったら連絡来ますから待ってて下さい。」
あーーー、もうこんな時間じゃ、いつ戻ってくるか気が気じゃなくて、
でも、トイレも行きたいしーーー、あーーー、トイレくらい最初に行っておけばよかったぁ。

で、ようやく呼ばれ、手術直前の手術室で先生には
病室で待っていて下さい、お嬢さんは術後病室に運びますから。」
と、言われたのに、看護婦さんには
「連絡が来たので手術室に迎えに行ってください。娘さんが受けた手術室は覚えてますか?」といわれ、急いでお迎えに。
手術室前に着くと、当然の事ながら入り口が空かない。

ひえ~、
私はどうやって娘を迎えに行けばいいの???
そこに丁度運良く事務の人が通ったので、
「すみません、手術が終わった娘を迎えに来たんですけど、どうやって手術室に入れば?」
「手術室に? あぁ、手術が終わったんならリカバリー室よ。違う部屋だからこっちへ」
???と思う気持ちをおさえ、とりあえずそのリカバリー室へ。

ベッド数10位ある大きな暗い部屋の中に、長女だけが物々しい装置の中でスポットライトを浴びるかの様にライトで照らされ朦朧(もうろう)としていました。
呼ばれたからそこですぐに病室に行けるのかと思いきや、そこから又色々な点滴を入れたり、
しばらく待たされてから又、物々しい機械が持ってこられ、良く見るとレントゲン。
「お母さん、レントゲンを撮るので部屋の隅に移動して下さい」
そういうの終わってから私をここに呼ぶべきじゃないのかなーー、なんて思いながらも
痛さで泣き叫んでいない娘を見てちょっと安心。
2歳の手術の時は手術室を出る時にはもう既に泣き叫んでいた長女。
それを思うと今回は少し気持ちが楽でした。これも成長ですね。

そうそう、日本だと術直後のどが渇いたら、お水を出された記憶があるんですが、
カナダはなんと、アイスキャンディーです。
朦朧としている娘の口に棒つきのアイスを差込み・・・。
子供にしてみたらすっごく嬉しいですよね。

そのリカバリー室で30分程時間を費やしたでしょうか。
いよいよ病室へ。長女、看護婦さんに「痛くない?」と、聞かれるたびに返事は
「お腹空いた。何か食べたい」

そりゃそーだよなーー、もう丸1日24時間以上何も食べてないんだもんねーー
長女、良く頑張ったね、何か口にしようねーー。
リカバリー室の看護婦さんに、
「スープが良いですね。病棟の看護婦さんに言って用意してもらうと良いわ」
と言われまして、長女期待しながら病室へ。

病室についたころにはもう9時半を回ってました。
「娘が空腹なのでスープをお願いします」と、看護婦さんに言うと
「この時間はもう遅いので何も用意できません。」

えーーっ!!!!!
もう24時間以上何も口にしていないのよ!!もともと手術自体は朝の11時開始の予定だったんだし、本当だったら昼食・夕食の用意がされていたはず。
他の、長女より先に手術を受けてドンドン病室に戻ってきている他の子達は、手術室から運ばれるベッドの上に、もうすでに食事のトレーが載せられてあって、そこに食事が用意されているのに!!

と、その途端、又隣のベッドの中国人の男の子、ゴボゴボ音を立てて吐血
それを目の当たりにした長女、
「どうしたの?あの子!」
「たぶんね、麻酔の後で、その副作用じゃないかしら?ずっと吐きっぱなしなのよ」
そう言うと長女はその、麻酔後の副作用による嘔吐って言うのに恐怖を感じたらしく、
私、いい、我慢する。吐きたくない。」

そりゃそうですよね、その子、タダの嘔吐ではなく、吐血ですから。
いくらもう11歳の長女でも、まだ11歳です。
口から恐怖映画のように血を吐くところを目の前で見てしまったらそれはそれはもう恐怖ですよね。

その後もその中国人の男の子は吐血し続け、大袈裟ではなく、たぶん一晩で100回くらいは軽く吐血してたんじゃないでしょうか。

しかし、さすがの長女にもやっぱり空腹の限界が。

結局夜中の1時くらいに他の看護婦さんに相談したら、
「あら、ジュースやゼリーなんかが、ファミリーキッチンにあるのよ。場所は知ってる?」
と、そのファミリーキッチンを案内してくれると…
そこにはオレンジジュース、リンゴジュース、シリアル、スープ缶、カップヌードル、オレンジゼリー、レモンゼリー、アイスが何種か・・・・・

凄いたくさんあるじゃないですか!
ソレが全部好きなときに好きなだけ食べて良いって。
さっきの看護婦さ~ん、なんでソレを教えてくれなかったんですかーー!

で、長女はゼリーを食べる事に。看護婦さんの指示で最初は2個まで、1時間経過後、嘔吐が無ければまた2個OK。
長女、最初の2個クリアー。2時間ほど経っても何も起こらず、なので、長女、もっと食べたいと要求。  ↓ 長女、やわらかいゼリーなのに、ほおばってます。

          002.JPG

よし、では又2個持ってくるからゆっくり様子を見てね。
でもこの調子じゃ大丈夫そうだねーー。
1個クリアー、そして2個目に手をかけて2口ほどしたら急に顔色変えて
ううっ、き・気持ち悪くなってきたっ、吐きそう・・・
ひえーーー!

とりあえずもっと上半身を起こして座らせちょっと落ち着かせる事、5分もしないうちに復帰。
でも隣の吐血が脳裏をよぎったようで
「わたし、もう朝まで食べない」

隣は相変わらず1時間に数回のペースで吐血、吐血、吐血・・・。

この夜は私も長女も眠れませんでした。
 
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最終更新日  April 21, 2009 07:17:08 AM
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