結局昨晩は長女も私も眠れませんでした。
担当医からは、手術後の夜から激しい痛みに襲われるだろうから、痛みが出たら遠慮せずに看護婦に言って痛み止めをもらうように、
と言われたんですが、結局のところは翌朝8時まで痛みは襲ってきませんでした。それは良かったのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・
痛みの代わりに、隣の中国人の男の子が一晩中吐血をし続け、大声で叫んで、
吐血の度に、汚れた服・ブランケット・シーツを換えて汚物の処理、なんてのをお母さんと数人の看護婦さんとでバタバタするので本当に眠れませんでした。
でも、吐血ですもの、大変、こっちもそのくらい我慢しなくちゃ、と思い我慢。
翌朝ようやく食事が少し出て、長女もちょっと落ち着きました。
でも手にはチューブがグルグル。
点滴は4種類ありましたが、そのうちの一つは痛み止めのモルヒネです。こっちって手術のあとは結構普通に使うみたいですね。母親としては、なんだかあまり使って欲しくないような気持ちになりましたが、一番有効な痛み止めの様です。
手にはグルグルチューブ
↓いろんな薬が切れると夜中でもピコピコいいます。うるさっ。
↓赤線の右下、MORPHINE(モーフィン=モルヒネ)の文字、わかります?
この日の長女は食欲旺盛、今までの分を取り戻したい!って感じでいろいろ口にしてました。
こちらの病院は本当に日本とは違って、いろんな面で自由です。ソレが良いのか悪いのかは各々の考えの違いだと思いますが、
とにかくそのファミリーキッチンにおいてあるものは食べ放題。
↑ この日の病院食の、ピタブレッド、スープ、野菜ステック、フルーツにジュースとミルク
それに加えてカップヌードルも。看護婦さんが来るたびに「又食べてるの?いいことね!」
お見舞いに来た長男と末娘もゼリーやアイスに大喜び。普段我が家には置かないジュースも飲み放題です。
そう。日本と違って面会の年齢制限も無い事ですねーー。
面会時間も制限が無し。
なので、家族総出だったり、おじいちゃんおばあちゃんもいたり、狭いスペースに10人弱来ているところもあって。
この日は長女のお友達がお見舞いに来てくれましたが、2時間以上いました。
私が疲れたーー。
こっちはこれも普通なのかなぁ?日本にいたときは1時間を越すと看護婦さんが来て「患者さんが疲れるからそろそろ引き上げて下さい」って言われてたけど。
で、この日のお昼前から隣の中国人のお父さんと弟がお見舞いに。
DSを持って来ていまして、
メッチャうるさいっ!
どうやら兄弟で通信でもしているらしく、2人でえらく興奮して、大声で叫びあってるんですよ、「うぉーーーっ!とか「シューーーっ!」とか
で、不思議な事に、この男の子、ずっと吐血が続いていたわりには、ひとたび
DSを始めると、吐血がピタッと止まり、ずーーーっと、ずーーっと、DSをしつづけているんですよ。ま、吐血が無いのは良い事ですが、興奮して叫びまくりで本当にうるさくてかなり迷惑。あんた、元気じゃんっ、って言いたかった。
長女も休みたいのにうるさくて休めずイライラし始め・・・。
お母さんは全くDSを止めないのでぶっ続けで6時間以上はしてたんでは?
途中休憩が入ると、いきなり、吐血。
とにか吐血にしろDSにしろ、くずーーーっと、何かしら音を出し続けているんですねーー。
夕食の時間もすっかり終わり、
それでもまだDSを続け、長女、もうグロッキー。
「9時までは我慢します。でもそれ以降はうちの娘も睡眠が必要なのでDSも大声で騒ぐのもやめて下さい」
私も、もう、自己談判。
ナースに通すなんてこと出来ませんでしたっ。
お母さん了承、すまなそうに子供達に静かにするよう言ってましたが、気づくとお父さんいないし、この時間まで弟がいるって事は、弟君もお泊りなんだ・・・。
9時にはDS通信をやめてくれましたが、その途端に看護婦さん数人登場、
「あなた達は他の部屋に移動しなくてはなりません。これから移動します」
誰か他の人もクレームつけたんでしょうね。
その騒がしかった中国人親子は私達の部屋を去ってゆきました。
これで静かな夜を過ごせます。本当に静かでした、
夜中の救急が入るまでは・・・・。