夜の9時過ぎに中国人家族は他の部屋へと移ってゆきました。
その後12時位までは本当に静かで、私も長女もゆっくりと寝る事が出来たのですが、
本当に「救急病院」ですよね。
最初、長女は個室を希望したのですが、差額ベッド代がなんと、個室で
一日あたり$180、2人部屋で$150もするんですよ、
我が家にはそんな大金出せませんっ。
と、ケチったのがいけなかったんですね。
夜中に搬送されたのは3歳くらいのイーストインディアンの男の子。
頭にはガーゼがネットで固定され、顔には無数の青あざで、腫れもあり。
両親は全く何もなっていないので、たぶん男の子が単独で何かしらの事故に遭ったのでしょうね。
男の子自体は何の問題も無かったんですけど、
とにかくその、おとうさんがうるさいっ!!
夜中なのにも関わらずずっと大声でしゃべりっぱなしで、
ようやく男の子が寝入り、いびきが聞こえてくると、
「オーー、スィート・ハート!」
と言ってチュー・チュー必要以上にキスし始めるんですよ。
そうするとせっかく寝た男の子が起きる、→男の子が無く→お母さんが大声であやし始め、歌をうたったりお話を始める→男の子が眠る→又お父さんがチューする→男の子が起きる→お母さんが歌をうたう→男の子が寝る→お父さんが・・・
この繰り返しが延々と夜中中続いたんですよ!
しかも朝起きたら、うちのベッドのすぐ横に洗面所があるんですけど、ものであふれてて汚いっタラありゃしないっ!オムツも起きっ放し。
しかもしかもロッカーがあるのに、持って来た荷物がバッグにいくつあるんでしょうーー?
そのうちの3つのバッグがうちのベッドの横と洗面所の前にバンっと置きっ放しで
邪魔で邪魔で仕方ないったらありゃしない!
本当に迷惑な親で、私達はお父さんのうるささで眠れなかった上に病室を汚くされて、かなり憤慨していたにも関わらず、
この日は長女、お風呂に入れてもらえて髪を洗えたんですけど、
当然髪を洗ったら乾かしますよね、
その看護婦さんが用意してくれた病院のドライヤーの音がうるさいとクレームをつけられ、
私も長女も怒り奮闘。あんたの方がよっぽどウルサイだろーーがっ!
日本人の私、日本で育った娘はしばらくは我慢をしましたが、
お父さんのあまりのうるささと(←ずっと大声でしゃべりっぱなし)、部屋の汚さで
「これはお宅の荷物ですか?あまりに散らかっていて邪魔ですっ。綺麗に片付けて下さい!」
言いましたよっ、私もっ。
日本にいたときは私はそんなにクレーマーではなかったんですけど(←本当?)、
カナダに来ると変わりますねーーー。
私の友人も言いますけど、この国に来たら自分の主張を通さないと、完璧に自分が無くなるって。言われ放題で我慢しなくっちゃいけなくなる。ソレが嫌なら、嫌だとハッキリ伝える。
なんか、いやだなーー、私こういうのすっごく嫌いなんですけど。自分がドンドンみにくくなってゆくぅ。
平和な日々なんて無いのかなーー?ここでは。
で、荷物も片付けてもらい、洗面所もきれいにしてもらいましたが、
この家族、おじいさんもおばあさんも、親戚だかなんだかわからないけど凄い人数が現れて、部屋中人手ごった返し。そこにお見舞い品だとかで又部屋が物であふれ・・・・。
この方たちもしばらくして、希望して個室に移って行きました。あーー、良かった!
3日目にしてようやく静かな部屋になりました。
同室のもう1人の男の子はまだ2歳くらいだけど、本当に静かでかわいくってなんの問題も無かったんですよね。
しょっちゅう手術のドタキャンがある病院の割にはこの日のベッドは7割くらいしか埋まっていなくて、本当にしずか。
でもでも!
これでは終わりません!
長女のお友達、またまたお見舞いです。昨日と同じ子が来て、3時間近くいました。
いる間に、病室のTVで見られるDVDをしっかり1本見てゆきましたから。
ようやくそのこが帰って、落ち着くかなーーーと思ったら今度は近所のお友達がお見舞いに。5時過ぎにきてくれましたが、病室を出たのは夜の9時。
カナダのお見舞いとは、これが普通なんでしょうか?
長女も、お友達がいる間は、嬉しくって興奮してますが、
さすがに昨日も今日も帰った後はグッタリしてました。
この日の夜はこの病棟に入って最初で最後の静かな夜。
私も長女も翌朝8時までグッスリ寝ました。