9月になって学校が始まり、
子供達はいろんなプリントを学校からもらってきてまして、
その中の1枚に
「グレード7バンド参加募集」
ってのがありまして、上の双子達はそれに参加したいからよろしくね、
と、軽く言ってきてたんですけどーーー
その「グレード7バンド」って言うのは、
この辺の学校では、グレード7(7年生)になると1年と言う期間で、「吹奏楽部」みたいのに参加出来るんですね。
でも日本の学校だと「音楽クラブ」のようなものがあって、それは下校後に練習するものであって、楽器も学校の音楽室のものを借りて演奏するのが普通のパターンだと思いますが(私が小学校の頃はそうでした)、そうじゃないですかーー??
その双子達が「入りたい」って言っていたのを軽く流して知らん顔していたら
「明日が申し込みの締切日。お金ちょうだい!」
えーーー??
なんだっけ??お金?バンド?
よくよくプリントを読んだら、そのバンドに参加するにあたって、参加費用(含、テキストブック)$8を支払わなくてはいけなくて、
そのバンドに参加するにあたっては、もちろん自分で演奏したい楽器を自分で決めなくてはいけなくて、
で、その楽器はレンタルなんでけど当然の事ながら、ここはカナダ、
レンタルも学校の楽器を無償で貸してくれる、何て事があるはずも無く、
その案内のプリントに
「添付してあるいくつかのレンタル会社を自分で選んで好きなものを借りてください」
ってあって、その楽器によって月額レンタルの料金が違うんですが、
安くて$10から、高いと$60って書いてあって、
えーーーっ!毎月楽器に$50前後も払うなんて、年間で(このバンド活動が1年間なので)、$600前後、しかもうちは双子なので、×2=$1200!!こんな時双子は大変!
えーーーっ!
年間で10万円以上のレンタル料金を支払うなんて、とんでもない!!!!
私としては、「音楽に触れる」と、言う事はとっても大切な事だし、やらせてあげたい。
でもそんなレンタル料を2人分も払えないっ!
で、旦那と話して(←旦那は大反対だった)今回は諦めてもらう事に。
実は長女はフルートをしたくて、長男はトランペットをしたくて、
結構頑張ってゴネてたんですけど、
申し込み締め切りの朝、シブシブ納得して学校へ。
そしたら学校にいる長女からお昼ごろ電話がありまして、
「まだ明日でも申し込んでいいって。お願いっ!」
でもごめんっ!我が家にはそんな余裕は無いんだよ~、でお断り。
子供達が学校から戻る前に旦那から連絡があり、あんなに大反対だったのに、なぜか
「やらせてあげよう。中古の楽器を買おう」
ありゃりゃ。
突然のOK。帰宅後子供達は戸惑いましたねーー。
「もうダメだって先生に言っちゃったよーーーっ!明日もう一度先生に言ってみるっ!」
ってことになり、真剣に楽器の話に。
楽器の種類は、フルート、トランペット、サックス、クラリネット、トロンボーン、ホーン、などなどの吹奏楽器。
で、長女はやっぱりフルート。
長男は、トランペットにした理由が「仲良しの友達もトランペットだから」だったので、
よく考えるように言ったら余計にわかんなくなっちゃたようで、
私の
「サックスにしたら? カッコいいよ!」の一言に
「じゃ、僕サックスにするっ!」
なぜ私がサックスを薦めたかと言うとですね、
実は私の父は、若い頃にジャズに走っていて、なんとなんと父は、
ジャズクラブでサックスを吹いて私の母を養っていた、「ジャズバンドマン」だったのですーーー!
なので、薦めてみました。
中古品の「売ります・買います」のネットで検索して、
なんとフルートを$120、サックスを$230でゲットしました。
なんだよーーーっ、
レンタルの年間の出費よりもずっと安いじゃんっ!
でも、我が家の財布から出るにはちょっと(いや、かなり)痛い金額でしたがーーー。
音がなかなか思うように出ずに、既にへこたれそうになったりしてますが、
それでも頑張って練習してます(ちょっと近所迷惑だけど、もうご近所にご挨拶済み!)。
↑ よっ、長男、ジャージ姿でサックスかいな。
これから1年頑張って欲しいし、このバンド活動が終わってもずっと続けて欲しいな。
実は私もチョコットピアノを弾くので、この先親子でなにか一緒に1曲楽しめたら、
すっごく嬉しいなぁ~、と、
心の底でひそかに想う母でした。