カテゴリ:情報的生活行為
デジタル朝日の、田舎暮らし関連の記事のコメント欄に 以下の、あるジャーナリストのコメントがあった。お名前を失念しているが この記事、あまりに痛快であったので、半年の間、デスクに置いてある。P.Oして。 こんな風→ 【解説】同じような山村で育った経験からガチコメントしてみる。 ど田舎の集落は人間社会の縮図である。ボス猿のジャイアン的な存在、 それに追随するだけのスネ夫、いいやつだけど弱気なのび太、優等生 だけど深入りしない出木杉くん、みんなにチヤホヤされるしずちゃん、 だいたい全部そろっていて、絶妙なバランスで村の均衡を保っている。 ”入村”するには、その力学を見極めなければならない。ジャイアンに 一目を置かれ、スネ夫に貸しを作り、のび太に頼られ、いざという時 には出木杉くんに相談できるホットラインを作る必要がある。しず ちゃんにも生理的に嫌われたりしてはいけない。都会にも同じような キャストは揃っているが、それぞれの絶対数が多いので、自分と 似たようなキャラクターに紛れることが出来る。「その他大勢」で いられる。それにコミュニティに働く人間関係の力学に与える自分の 影響は相対的に小さい。だから都会では「その他大勢」としての人生や 役割に一抹の寂しさや疑問を覚えてしまうのかもしれない。田舎の集落では そうはならない。村に立ち入った途端、主要な登場人物の一人に 数えられる。代替不可能な存在として扱われる分、過剰に期待され、 評価され、疑われ、幻滅される。田舎の集落で暮らすには、そんな 人間社会の力学を攻略するくらいの気概があるか、よほど鈍感であるか (こちらのパターンで成功した移住者も知っている)のどちらかでなければ ならないようだ。 引用している間に思い出した、、四国の方で、家族で移住し、 カフェかなんかを開業し、地元とトラブルになり、 家族で、そこを引き上げざるを得なくなった、、という記事へのコメントだった。。 本当によく出来た文章だったので、何かあるごとに、 読み直していた。 あたしも、田舎暮らしがもう、15年か?16年か?なんだなー。 この、ジャイアン以下の登場人物、すぐに浮かぶのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月23日 08時26分35秒
コメント(0) | コメントを書く |
|