中国企画のHIP-HOP。どこまでいけるやら???
今日は企画の打ち合わせです。以前一緒に働いたことのある日系中国人のS君がこちらで企画事務所を開いています。彼はお父さんが中国人でお母さんが日本人。4年前に日本の大手縫製会社に転職して、こちらの工場で品質管理の仕事をしてました。昨年スポンサーを見つけて企画の仕事で開業。今では数社から依頼を受けて一応順調な感じです。ある会社からはブランドを一括で請け負ってその金額が30万元。僕はとてもそこまでは出せませんから、その数十分の一以下の金額で依頼してます(^_^;)今回僕が頼んだのは今年から日本で展開しているアメリカブランド。アメリカブランドと言ってもHIP-HOP系のどちらかというとブラック系、日本風にいうと裏原系とでもいうんでしょうか?お客さんから頂いたパンフレットでは小錦さんも出てましたし、レースのスポンサードもしているようで、結構お金を使ってます。今、秋冬物の生産を開始するところなんですが、来年の春夏物はこちらから企画を提案してOKであればそのまま受注をいただくという凄く甘い期待を持っているものです(*^^)v事前に話はしてあるので、今回はその中間確認。内容は全体イメージ。アイテムごとのイメージマップ。アイテムごとのデザインを数種類。見ます・・。全体のイメージマップはいい感じです。ブラックミュージックのイメージが漂ってて、なにやら危なさも出ています。でもアイテムごとのイメージマップではちょっと・・・・。黒人が着てる服が前提なのに、日本のおじさん用のゴルフシャツみたいなのが入ってます。これはいただけません。しかもボーダー柄です。僕は黒人がボーダー柄を着ているのはどうしてもイメージできません。だからこれも修正依頼。ボトムは??????。HIP-HOP系のボトムにしては全体に細い気がします。デニムにしてもジャージにしても全体的にルーズなイメージなのですが、綺麗過ぎてるように見えます。だからこれも修正依頼。彼と話していてこのマップを作ったのは彼の部下との事。部下の彼女は一応デザイン学校を出て、現場での経験もあるとの事ですが、そのなんていうか・・・・・・・・・。黒人、ブラック、ニグロ(差別用語ではない意味で)と言ったニュアンスがよく分かっていないというか知らないのではないかと何故か思っちゃいました。僕がイメージする黒人って、ニューヨークのサウスブロンクスにくすぶってる黒人。ボトルをぶつかってわざと落としてお金を要求する危ないやつ。ドラッグ、強盗、かっぱらい、アル中、ととにかく危険な臭い。そういう感じがあるんです。もちろん黒人全部がそういった人と言う事ではないですよ。でもHIP-HOPの洋服をイメージする時にはそういった危ない感じの雰囲気が凄く大事になる気がしてます。もちろん僕はNYには行ったことがないから知るはずはないんだけど、いろんなTV,映画、雑誌などで雰囲気は感じてます。と、思ってます。中国人の企画でそういったイメージが感じられないのはう~~~~ん、なんだろう???????ハートまで届いていない、そんな感覚を感じました。雑誌などで見てそれなりの雰囲気をつかむとは思うんだけど、そのなんていうか裏側というか歴史というかそういった奥深いところがまだつかめていない気がします。一応全てのところで修正依頼をかけて後は上がってくるのを待つだけです。16日に日本とアメリカからこの会社の人が工場視察で上海にやってくるんでその時に企画の件も説明します。大丈夫かなあ、ってところです。日本人に対しては大丈夫ですが、アメリカ人には英語です。やっぱり通訳が必要でしょうね・・・・・・・。これが企画の次に心配なことです。なんせビジネス英語は駄目ですから・・・・・。きちんと勉強しておけばよかった(涙届け上海の空へ!オリンピックへ!万博へ!!↑よろしければ掲示板へ一言宜しくお願いします、です!! m(__)mなんとかなるもんだあ!!上海生活!! のショッピング↑あんまり関係の無いものですが乗せました(^^;) 愛のある皆様!!貧しい私にお情けを!!(^_^;)