３姉妹の母

それは昨日の夕方。
眠い！おなかすいた！と私にまとわりつき、帰ってきたばかりのだんにゃにいつも以上に甘え、かと思えば急に鏡と向き合い、静かになる。
なんだかへんだ・・・

おなかがすいたるっぴーに授乳し、娘におかしとさきいかを見せ「どっち？」と聞くと「両方」と答える。
雨が降りそうだな…
ぼーっとしていると「あー！」
っと叫ぶ娘。
どうした？と聞くと
「歯がない！」
ええ？！
あの一月前からぐらぐらしてた歯の事かしら？
「おめでとう。で、歯はどうしたの？」
「・・・わかんない・・・」
わかんないって…？
急いで探すだんにゃ。
実は　抜けた歯を記念に取っておこうとだんにゃは思っていたらしい。
飲んじゃった？それともどっか飛んでった？
テーブルの周りから娘の座っていたクッションの中まで探す。
でも見つからない。
明日掃除すれば出てくるでしょ。と、のん気な私。

そして今日。掃除を始めて５分後。
見つかりました！
小さな小さな歯。

初めて生えたのもこの歯でした。
５か月になる頃、めったに泣かない娘が朝から泣き叫ぶ。
おかしいな…どっか痛いのかな…
不安に思っていたら夕方小さな白い突起が歯茎からちょこんと。
懐かしい思いで。
そうよね。
娘にもかわいかった頃があったのよね。
小さくて、本当に育つんだろうかと思うほど不安だった頃も・・・
それが今じゃこんな大きくなって、生粋な口を…
その口の中からポロっと抜け落ちた赤ちゃんの思い出。
見つかってよかった。

嫁に行くまで大事にしまっておきますよ。
この先抜けた歯も全部取っておきます。

なんだか淋しいけど成長の証。
どんどん大人になっていくのね。