210708 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ヒキコモリからの卒業(しました)

ヒキコモリからの卒業(しました)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

Tyg

Tyg

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
かおなし@ リンク こんにちはお願いします http://mizuyuki…
らめ仙人@ 初セッ○ス大成功!! 例のミドリさん、初めて会ったのに、僕の…
開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…

お気に入りブログ

暇があったら書きま… あぺ。さん
わたしのブログ nanami-chanさん
2007.10.01
XML
カテゴリ:情報

目の前に彼女が立ってるのが信じられなくて、私は硬直しました。
頭なんか真っ白です。迂闊に開けた私が悪いんですが・・・。

「あら、顔色いいわねえ」

「ど、どうして知ってるの・・・合図のノック・・・」

震えながら言った私に、彼女は笑って答えました。

「帰りがけ会ったのよ。彼女、携帯のナンバー教えてくれたから。
それで聞いたの。私がそばに行くって言ったら、
あなた怖がりだからってすぐに教えてくれたわよ」

中に入ってドアを閉める彼女に、私は思わず後ずさりました。
すると彼女も一歩踏み込んで、手に持っていたまた沢山ものが入った袋を
床に下ろしてからぐっと私の肩を掴んで言ったんです。

「心配しないで・・・。今晩、私がいてあげるわ。
あの子たちのことも、心当たり探しましょうね。
チャットで会ったんでしょう?すぐ分かるわよ。・・・それより、」

言った瞬間、ぐっと間近に彼女の顔が寄って、肩に爪が食い込みました。

「あなた・・・あの子に余計なこと、言わなかったわよねえ・・・?」

肩が痛い!でも、何より誰かこの人どうにかして!!
思い出しても、まだ全身に鳥肌が立ちます。美人だけに怖いんですよ。
あの時の肩の痛みも、忘れられません。

私は必死に首を振って「言ってない」と繰り返しました。
なんて言うのか・・・殺人鬼に目の前に立ってほほえまれたら、
あの時の彼女の笑顔になるんじゃないかとさえ思って・・・(泣)。

私の主観だし、実際彼女を悪者に奉ってるような気がしてきたんですが・・・。
でも、私にだって言い分はあるってことでご容赦下さい。
半泣きで部屋の中で立つ私には構わず、彼女は後ろ手にドアを閉めて鍵を掛け、入って来ました。
それから台所のところで思い出したように靴を脱いで並べて置いて、
また私に近づいてずいっと袋を差し出すんです。

「ご飯、一緒に食べましょうか」

は、入っているのはまたしても肉、肉、肉・・・!!!

なんかね、この時はもう自分の妄想だと分かってはいるのですが、
この時はその中の真っ赤な骨付き肉が人間の肉に思えてなりませんでした。

「一人で平気です。・・・帰ってください。あなたのこと、もう信じられません」

でも、ここで折れたら後がない!そう思って私は必死にそう声を絞り出して、
そのお肉も彼女に押し付けました。

「あら・・・どうして?」

理由、わかってるでしょうに彼女、平然と笑って、お肉も受け取ってくれないんです。
私はもう一人で殺人鬼と対峙してる気分でした。

「私が悪者になってもいいです。もうやめて下さい。帰って下さい!出て行って!!」

思わず叫ぶと、彼女は私が差し出した袋を取って、
いきなり中のお肉の袋を引き裂いて、
お肉を鷲づかみにして私の口元に押し付けてたんです!!!(号泣!!しかも大マジ!!!!)
びっくりするじゃないですか、こんなこと、普通しないじゃないですか。

私、思わずその手を払いのけたら、彼女は突然無表情になって言いました

「お肉・・・生で食べるなら、それでもいいわよ?ただし、その場合は一人で食べなさいね」

私、もうなんか気持ち悪くなってトイレ掛けこんで吐いちゃったんです。
元々ストレスがすぐ胃に来る方なので。口の中に残る血と脂の味とか、匂いがもう・・・!!!
口元を押さえて振りかえったら彼女は私につきつけたお肉を片手に持ったまま
無表情に立って私を見てました。

サイコホラーなんてものじゃありません・・・。
実物に目の前に現れられたら、もう・・・もう・・・!!

「わ、私、気持ち悪くて今料理する気分じゃないんだけど・・・」

必死に、もう絞り出すように言っても、彼女、ただじっと私を見てるだけなんですよ。
いっそ、なにか文句言われた方が(泣)。
ただ私の繰り返す言い訳だけが空回りして、最後に彼女が言ったのはたった一言。

「だから?」

・・・・・・。

そ、そして、ゆっくりと私に近づいて、またその袋を私に差し出したんです・・・。
受け取るしか、できませんでした。
それでまた泣く泣くごはん作ってたんですが、その時に彼女の携帯が鳴って。

「はい。ああ・・・ええ。大丈夫よ。心配しないで」

友達だ!!そう思った私はとっさに駆け寄って叫ぼうと思いました。
でも、「助けて!!」って叫んだ瞬間、
彼女が私がご飯つくってる間につけたテレビのボリュームを一気に上げて、

届かなかったみたいで・・・。
しかも、またあの独特の無表情で私を見てます。そのまま

「・・・うっかりボリューム上げちゃったわ。
ええ、・・・じゃあ、また電話させるわね。元気になったら。おやすみなさい」

そう言って電話が切れて、まんじりともせず私を見る彼女の恐ろしかったこと・・・!!

「・・・友達が来てて『助けて』は失礼なんじゃない?あなた、案外人が悪いのねえ」

「・・・・・・」

震えて後ずさる私へゆっくり近づいてくるんですが、もう、なんかその姿は・・・この世のものとはとても思えませんでした。

怖い!!!

続く・・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.10.01 18:56:14
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X