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月の出ない夜に、あなたは何を思うのかしら?
今日は帰り道に、ひどい夕立にあいました。
雷が鳴り響き、大粒の雨が音立てて地面に打ち付けます。 そんな雨をぼんやり見つめていたら、 雨にまつわるお話がしたくなりました♪
雨月とは、「雨の降る夜の月」。 月が雨で見えない普通の夜は、雨月とは言いません。 雨月とは,「満月だけど、月の出ない夜のこと。」 ちょっと謎めいていますネ♪
「月」そのものと言うよりは、 物事の例えの意味で 「月影を偲んで思い浮かべる月」つまり
もう逢えなくなってしまった貴方を、 今夜も思い浮かべては偲んでいます。 どう、ロマンチックでしょ♪
・・・・などと、言ってばかりもいられません。
「雨月物語」の「菊花の酌」では、 親友と再会する約束を果たすために、 死んで魂となり、会いに行くという下りがあります。
美談ですが、コレは怪談です♪
幽霊となった宗右衛門は、生前、戦国時代の常で主君が滅ぼさてしまい その仇が打ちたかったが、カラダも病弱で協力者はいない。 一方の左門は、義に厚い学者で世間知らず。 そんな左門を宗右衛門は、手なづけて親友となり 再び必ず会う「菊花の酌」の約束を果たしたことで、 結局、左門に人殺しをさせてしまう。
実はコレ、実体のない非現実的なもの 言葉やウワサ、妄想、思い込み等によって 人間はいとも簡単に恐ろしい行動を起こしてしまうと言う 超現実的なコワ~いお話なのです。
そう言えば今宵は月食。 月の出ない闇に月を見上げ、あなたは何を思うのかしら?
本日のこだわりの一品 本を読むもよし、酒を飲むよし♪秋の夜長のお供をさせて。
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