|
カテゴリ:思うこと
美の創造は、苦労が絶えないってコトなのね! 至上の美と愛の女神アフロディテ。 彼女を狙う神々は沢山いたのですが、 恋多き女神は、ある男神と早々に結婚しています。 ↑目の毒ですね。この美しさ♪ この美貌を手に入れたのは、さー誰でしょう? それは、神界きっての醜男「ヘパイストス」でした。 彼は「技能の神」(鍛冶職人) すこぶる腕がたち、真面目いっぽう、地味で無欲な優しいヘパイストス
これでも彼は、ゼウスの妻ヘラの最初の子供です。 ただし、ヘラが独りで作った子。 なので、ちょっと見た目が超悪かった(涙) 不細工&足がビッコ 恥じたヘラは、オリュンポスの山頂から 生まれたばかりの赤子を、非情にも下界へと投げ落とします。 (ここでも、幼児虐待です!) そんな過去をもつ、神でしたが、
ナゼ、そんな彼が美の女神を射止められたかというと、 鍛冶職人として 超一流の技術を持っていたからです。 母親ヘラを椅子に縛り付けて、 恩着せがましく助けたり、 ゼウスの雷の矢を作って喜ばせたり! その、ご褒美が「ビーナス」♪ってワケでした! ビーナスにしては、不本意だったのでしょうね(たぶん) ヘパイストスには、 金の冠やアクセサリーなどいろいろ作ってもらっていますが 肝心の子供は作ってもらっていません(爆) 彼女は、ヘパイストスの実の兄弟でもある 軍神「アレス」を愛人にします。 (アレスは夫とは見た目も性格も全くの正反対。) いわゆる、不倫ですね! 恋愛の女神がこれでは、現代に到るまで浮気や不倫が 後を絶たない理由がわかります! ヘパイストスは、真面目で気のいい夫でしたが、 太陽からの密告で妻が浮気をしていることを知ってしまいます。 ↑妻に疑惑を持ち、 とうとう妻のベットに細工をしてワナを仕掛けます。 ベッドに無数の見えない鎖を張り巡らせ二人を縛り上げ 動かぬ証拠を押さえる作戦です。 ↑ヘパイストスのワナに 妻と間男はカンタンにひっかかります。 二人のあられもない姿を見せるために神々を呼びます。 「フシダラな妻を見てくれ!」 ヘパイストスは、アフロディテとアレスが神々から 非難されることを望んでいましたが 神々の反応はみな一緒で、アポロン曰く 「アフロディテと添い寝できるなら、もっと辱められたとしてもかまわない!」 まったく!ギリシャ神話の神々は好色ですね。。
そんなこんながありましたが、 結局アフロディテはアレスとは切れません。 アフロディテは3人の子供を産みます。 恐怖の神「ポポス」「デーモス」と「ハルモニア」。 さらに、人間に子、美少年「アドニス」↓を 恋人にします。
美と愛の女神は、 束縛されない自由な恋愛を謳歌します。 女神というより、魔性の女! 夫がヘパイストスで正解でしたね。 嫉妬にからげて、大胆な行動にでましたが、 結局離婚をしていませんし 彼女をちゃんと受止めていたようです。 (ただし1回だけアテネと浮気未遂を起こしてすが・・・・) 金は炉によって溶かされ、 巧みな技術により、美しさ(命)を吹き込まれる! ↑↑↑↑↑↑ 妻がいつまでも輝いているには 夫の深い愛が必要だということでしょうね!きっと♪ (ギリシャ神話はまだまだ続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[思うこと] カテゴリの最新記事
|