ちょっといい女

今回の台風被害、地震被害に遭われた方々、

心よりお見舞い申し上げます。

そして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


何だか大変な３連休でしたね。





数年前の豪雨を思い出します。


小屋は土石流で流されてしまい、

姑の車が壊れ、車庫が壊れ、畑と田んぼも削られました。

でも自宅だけは、大丈夫でした。


寸断された道路、水道も電気も電話も止まり、携帯電話も圏外となり、

外との連絡網が全く無くなりました。



知人の市職員。

『電話だけに頼っているから災害時に対処できないんだ。』

のような事を言いました。

一町民の私に、一体、どうしろと言うのでしょう？





地元でも、比較的、被害の軽かった人達で、

ボランティアで来て下さった方々を誘導したり、

救援物資を配ったりのボランティアを始めました。


毎週、土日に、私もしてたのですが、

皆、暑さと責務で、気が立っているので、怒鳴ってる人や、

救援物資を独り占めしようとする欲張りな人や、

その事を言えずに陰で文句ばかり言ってる人など・・・

人間の裏側を見たような気分でした。





数日経ってから、被災地に、市長が革靴を履いてやってきました。

汚れを気にしてか、車から降りようともしませんでした。





市役所では、救援物資の手配や、ボランティアの方々の手配などをしていました。


前述の市職員は、

『毎日、自分の仕事じゃない事で忙しく、市職員は今、手一杯だ。』

と度々、文句を言っているのを聞いて、ウンザリしました。


自分の仕事じゃない事でって・・・

市民のために働く事が市職員の仕事じゃなくて、一体、何が仕事なのでしょう？

彼らは、それで給料をもらっているんじゃないですか？

私達から搾り取った税金から。





救援物資を取りに来られた、家が全壊した近所の方に、

かける言葉もありませんでした。


暑さと、疲労と、先の見えない不安と・・・

憔悴しきった様子で、ボランティアをしていた私に、

県外からボランティアに来て下さった方々が、帰り際、口々に声をかけて下さいました。

『頑張ってくださいね。』

『元気出してくださいね。』



頭から泥だらけになったボランティアの方々を乗せたバスを見送りながら、

心から感謝しました。

そして頑張ろうと・・・




今回の被害に遭われた方々、大変ですが、どうか、どうか頑張ってください。

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