ちょっといい女

左儀長がありました。


私が子供の頃、実家の方では、

これ見よがしに

小学生が書いた長い長い書初めを飾ったり、

手芸好きな女性が折り紙で作った手毬などを

飾ったりしていました。


字が上手くなるように、

手先が器用になるように、

という願いが込められています。


藁に火を点け、作品は燃やしてしまうのですが、

その間、近所の人達が口々に、

『○○ちゃんの字は上手だねぇ。』

とか

『□□さんは器用だねぇ。』

なんて噂するものだから、

下手な字の作品も、不器用な手毬もなく、

むしろ、もう充分に字が上手く、手先の器用な作品しか

飾られていませんでしたけど。

そりゃ下手なのは出せませんよねぇ。



嫁ぎ先の方では、

子供が半紙に書いたお習字や、

去年のお守りなど、

藁の中に埋め込むようにするので、誰にも見られません。

こちらの方が奥ゆかしい？



誰にも見られないという事で、

もしかしたら、とんでもない物を燃やす人もいるかも・・・


過去にもらったラブレターとか、

秘密の写真とか・・・




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タイトルの左下の言葉、時間帯を変えて読んでみてくださいね～


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