ちょっといい女

今日は仕事上の打ち合わせに行ってきました。


担当者が、なんと！！！

小学校、中学校の同級生でした。


小学校、中学校の同級生って会いたくないんです。

実家の父が粗暴で気違いみたいだった事は地元で有名だったから、

その同級生にも、よく、そんなことを言われたから。



素知らぬ顔で会ったのだけど、気付かれました。

最初、知らん顔してたから忘れてるのかと思っていたら、私が話し終えると同時に、

『○○さんですよね？』

と、旧姓で呼ばれました。

顔を見て気付いて、名刺の名前で確信したみたいで。

『ご無沙汰してます。』

と言われ、白々しく私は

『覚えて頂いてましたか？有難うございます』

って答えてました。


実家の父を

『お前の父ちゃんは・・・』

と悪く言ってたのも、裏を返せば、私はまともなのに、父は・・・と言う事かも知れないし・・・



私は中学の時バス通学でした。

運転手は地元の同級生のお父さん。


私の姉は、病気だったからか、横着だったのか、だらしなかったのか、毎日、バス停に遅れました。

運転手は毎日、家の前の路地でバスを停めて待ってくれました。


でも、姉の同級生達（３年）から私（１年）は怒られました。

『ちょっと！妹さん！姉ちゃんに早く出て来るように言って！』

先輩から毎日、怒られ、その都度、バスを降り、姉を呼びに行き、謝ってバスに乗る私。


毎日、遅れ、笑いながらバスに乗る姉。

私の同級生は皆、呆れ顔。


待ち時間は日に日に延びて、10分以上待っても来なかった時、私はとうとう運転手に言ったんです。

『すみません。もう行って下さい。』

と。


その日、帰宅後、姉から

『何で待っててくれなかったの！？』

と食ってかかられ、父からは

『何で待っててやらんのじゃ！？』

と怒鳴られました。

『お前中心に世の中は回ってるんじゃないんだわ！』

と姉に言っても解るはずもなく、逆ギレした父は、先輩と運転手を電話で怒鳴りつけました。



そういう理不尽な事を平気でする父だったから、評判悪くて当然なんです。

母が自殺じゃなく、父による他殺じゃないかと言ったのも、近所、親戚、同級生など周囲の人達。


そんな父は、私が県下一の進学校を卒業している事だけが自慢。

自分がヒモだった事も、虐待してた事も忘れ、 自分の手柄のように自慢しまくってました。


ヒモと言えば、

私が舅に１千万貸した事を知った時は、舅に返済を迫った父。

継母は

『どうせ返済されても、あの人（父）のお金にはならないのに。』

と言ってましたが・・・


時々野菜を持ってやって来るのは、返済される予定の金目当てなのかも。

父と継母は、とうに仕事辞めて少ない年金暮らしだから。

あいにく、子供の学費になるんですけど！

あ！だから娘を養女に欲しいと言ってるのかも知れない。



近所だから、きっと、そんな父の悪評も知ってるでしょう。

でも、彼は笑顔で、私と同行したもう1人を案内してくれました。



同級生と言っても、全員がTみたいな卑劣な人間ばかりではないと気付きました。



そう言えば、彼は正義感の強い人ではあったけど・・・

彼には、昔、私が別会社に居た時にも偶然、会ってるんです。

何の因果？と思いながら、彼からもらった名刺を改めて見た私でした。