テーマ:タッチタイピング(282)
カテゴリ:タイピングセラピー
あっという間に夏本番、8月に突入です。
パソコン要約筆記という耳慣れない言葉をご存知でしょうか。 中途失調者で手話を知らない方のコミュニケーションの手段として、筆記というものがあります。 最近では、ITの影響を受け、タイピングで通訳するパソコン要約筆記というものがあります。 情報保障と言う観点から、要約筆記はこれから認知されるに従い需要が高まってくるものと思います。 私の要約筆記との出会いは、数年年前のアリーナでの講演会の時です。 講演者の後ろに大きなスクリーンがあり、今しゃべっている内容がさらさら~っと手書きで写しだされていきます。時間差なく書き出されていくそのみごとなワザに私は尊敬のまなざしで眺めておりました。 まさか、この私が、要約筆記に関わることになるとは・・・人生ってわからないものです(^^ゞ 3年ぶりの養成講座開催ということですが、手書き要約筆記に加えてパソコン要約筆記が今年度から取り入れられたことが、私にとってはまさにグッドタイミングでした(^_^)v 現在は、手書き要約筆記について勉強しています。パソコン要約筆記の方は熊本から指導に見えるようで、受講終了後には県内で初のパソコン要約筆記登録者になるのではないかと密かに期待をしているのですが、、、 いざ、やってみると、覚悟はしていましたが難しいものがあります。 パソコン要約筆記とは、相手のしゃべっていることをそのままタイピングする のではないのです。そのすべてを入力してしまうと、返って、読んでいる方に伝わりにくいものになってしまいます。と言いますのも、話している本人でさえ、気をつけないと自分が何をしゃべっているのか見失ったりしながら、話していることって結構あるからです。それを瞬時にうまくまとめ上げながら忠実に要約筆記をする!時間との勝負でかなりの集中力が必要とされます。 相手の言わんとしていることをしっかりと、聴きながらまとめながら、タイピングしていくのです。その瞬間瞬間同時進行の形で要約筆記をしていくわけですから、これは、かなりの技術を必要とされるのも当然です。 技術と言いましても、パソコン操作やタッチタイピングはもちろん前提にありますが、それよりも必要なこと、大事なことは、「きく」力、「まとめる」力です。 これは、まさしく、今勉強しているカウンセリング講座の内容とピッタリです。 相手の話しを聴いて、その内容を要約して、相手の頭の中を整理する、というようなことをロールプレイで練習しましたが、その時以上に同時進行でこれらの作業をしなければなりません。 コーチングについてもキーとなるのは、相手の話しをトコトン聴くことです。 話しの内容を整理しまとめて伝える力も必要なようです。 ホスピスボランティアももちろんそうです。相手に寄り添う形で自分の価値観判断感情を交えずに、話してくれることを素直に聴くことです。 カウンセリングやコーチング、ホスピスボランティに限らず人としてコミュニケーションをする時の本当の「きく」力をタイピングで育てることができるのです。 なんだかスゴイと思いませんかあ・・・ 要約筆記にはいろいろな方法があり、ノートテイクは、少人数の時の要約筆記の方法です。 そのノートテイキング で、SHK21さん発明の片手タイピング支援ソフトや将来的に製造されるであろうハードを使うことが出来れば、画面を読んでいる相手の方の邪魔にならずにスマートにパソコン要約筆記ができるのではないかと感じたりもしました。 そのように考えていくと、ホント!、片手タイピング支援ソフトWKeyには大きな可能性があります。 Have a Good Typing! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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