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カテゴリ:読書
好きなのにあまり読まないジャンルなのがファンタジー
架空世界が舞台となるハイ・ファンタジーとなると地名や人物名など情報量についていけず 十分楽しめないこともあるんですが・・・ この本はなぜかすっと物語に入っていけたので即購入を決めました 【内容紹介】裏表紙より 右手に月石、左手に黒曜石、口の中に真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。 呪われた大魔道師アンジストに目の前で育ての親を殺されたことで、彼の人生は一変する。 宿敵を滅ぼすべく、カリュドウは魔法ならざる魔法を操る<夜の写本師>の修行をつむが・・・・。 以下感想です さらなるネタバレ注意 読書メーターで相性の良い読者さんが読んでいる本の一覧で知りました。 タイトルに惹かれたのですが、実際に本の装丁まで見たら欲しくなってしまいお買い上げしてしまいました(笑) 育ての親と幼馴染の少女を目の前で殺され、復讐心のみにとらわれ闇に染まってしまったカリュドウ カリュドウは復讐するための力をつけるため隣国へ 夜の写本師を目指すまでの物語は一気に読んでしまいました。 そこから復讐譚が始まるのかとおもいきや、初めの謎へ戻ります そもそもなぜカリュドウは3つの品をもって生まれてきたのか。 月石、黒曜石、真珠に象徴される力の持ち主だった3人の魔女たちの運命と もはや呪いともいえる輪廻 復讐をとげ、カリュドウはこの環を断ち切ることができるのか 時代が前後するあたりでちょっとてこずりましたが壮大なストーリーで最後まで読ませてくれました。 獣を操る魔法、人形を用いる呪法、闇を用いる呪法、本を利用する魔法(この魔法も面白かった)おもにこの四種類の魔法が出てくるがカリュドウが最終的に目指したのは書いたものそのものが力をもつ、その技を継承する「夜の写本師」だった。 カリュドウの運命に大きくかかわる「月の書」を探すのにも役立つ職業 そして羊皮紙や木片などに書きつけたものそのものが力をもつなんて お札とかもつかう陰陽師のよう そして輪廻転生。 異世界のファンタジー、魔法世界でありながらどこか日本的な要素がちりばめられているところが世界に入り込みやすかった一因かもしれないです シリーズ物のようなので別の作品も読んでみたいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.08.01 17:56:35
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