|
カテゴリ:読書
映画化されたころからいつかは読んでみたかった本
何年もたってやようやく新潮文庫の100冊で入手しました もっと早く読んでおけばよかったとも思うし、今だからこそ分かるのかもしれないとも思う 暖かく、切なく、じんわりしみてくるような 読んで良かったです 【内容紹介】裏表紙より [ぼくの記憶は80分しかもたない] 博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていたー 記憶力を失った博士にとって、私は常に”新しい”家政婦 博士は”初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた 数字が博士の言葉だった やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語 以下感想です 小川洋子さん初読みです もう何年も前の映画で結局観ることはなかったのですが この映画の予告編を見てからいつか読んでみたいと思いつつも手に取らなかった本でした 80分のビデオテープが上書きされてしまうように記憶がリセットされてしまう「博士」 博士のお世話をするために雇われた「家政婦」の私 阪神タイガースが大好きな10歳の私の息子「ルート」 数学、阪神タイガース、江夏豊 この一見ばらばらの要素がこんな物語になるなんて 博士と私とルートの3人それぞれの愛情がとても暖かく、それでいてどうしようもなく切なく悲しい 余韻の深い本でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.08.31 17:48:33
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|