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オリバー・ストーン監督が謝罪 英紙への反ユダヤ発言で
【ニューヨーク共同】映画「プラトーン」などで知られる米映画監督オリバー・ストーン氏(63)は27日、英紙に「ユダヤ人はメディアを支配している」などと発言したことについて「ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)について間違った解釈をしていた。申し訳なく思う」と謝罪する声明を発表した。米メディアが伝えた。 ストーン氏は25日付の英紙サンデー・タイムズに「ホロコーストが注目されてきたのはユダヤのメディア支配の結果だ」「イスラエルは長年、米国の外交政策に悪影響を与えている」などと発言、米国のユダヤ系団体が「有害な紋切り型の発言だ」などと非難していた。 欧米では一般に有名人の反ユダヤ的な言動には厳しく、ホワイトハウス担当の名物記者だったヘレン・トーマスさんが「(イスラエルのユダヤ人は)パレスチナから出ていけ」と発言、6月に引退に追い込まれた。 http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072801000197.html [シネマトゥデイ映画ニュース] オリヴァー・ストーン監督が、インタビュー中にアメリカのユダヤ人団体について語った言葉が「反ユダヤ発言」として非難をあび、謝罪する声明を発表した。 ストーン監督は、ベネズエラ大統領のウゴ・チャべスを取り上げたドキュメンタリー『サウス・オブ・ボーダー / SOUTH OF BORDER』(原題)についてサンデー・タイムズ紙のインタビューに答えた際、「アメリカのメディアはユダヤ教徒が支配している。最も顕著なのはワシントンの政治だ。イスラエルは長年、アメリカの外交をむちゃくちゃにしてきた」とコメント。さらに、ナチスドイツのヒトラーについて、「フランケンシュタインのような怪物だが、同時にものを生み出す実業家として、アメリカやイギリスの資本・産業主義に大きな功績があった。ユダヤ人よりもロシア人へのダメージの方が大きかった」などと語り、ユダヤ教団体などの反感を買ってしまった。また、イスラエルのザ・エルサレム・ポスト紙では、イスラエル側も「非常に不愉快」と不快感を示していると伝えている。 これを受け、ストーン監督はすぐに声明を発表。「歴史的見解を広げようとするなかで、ホロコーストについて誤った連想をさせるような発言をした。申し訳なく思い、後悔しています」と素直に謝罪。ハリウッドでは2006年にメル・ギブソンが飲酒運転で逮捕された際に反ユダヤ発言を発し、以後、メルと言えばこの話題が取り上げられているだけに、ストーン監督としては同じ運命をたどるのは避けたいようだ。 [シネマトゥデイ映画ニュース] 元恋人オクサナ・グリゴリエヴァに対する暴力や暴言が伝えられているメル・ギブソン。映画業界では早くもメルのトラブルとはかかわりあいになりたくない、という雰囲気がただよっているが、そんななか、オリバー・ストーン監督はメルの将来について、ハリウッドで生き残っていけると考えているようだ。 新作映画『サウス・オブ・ザ・ボーダー』(原題)のロンドン・プレミアに出席したストーン監督は、テレグラフ紙のメルに関する質問に対し「彼については厳しい意見もあるだろうが、監督の多くはそんな風には考えない」とコメント。 数々の社会派作品を生み出し、華やかな業界のなか一匹狼的な存在感を放っているストーン監督は、メルに対する報道を冷静に分析し、メディアの報道は常に直接的すぎるがハリウッドでは物事はもっと大きなスケールで運ぶ、とコメント。「企画はゆっくり進むもので、数週間、数か月もすればさらに別の企画も出てくる。監督たちはメルに出演してほしいと思うだろうね」と今後もメルが映画俳優として主演をはっていく可能性は大いにあると語った。 メルギブ、レオからも見捨てられる 2010年8月1日 MovieWalker レオナルド・ディカプリオが、長い間メル・ギブソンと共に温めていたバイキング映画の主演を断ることに決めた、とRadar Onlineが報じている。 今年になって役者として完全復活すると宣言していたメルは、同時に、以前からレオと数回にわたって論議を交わしてきたバイキング映画のメガホンを取ることも明らかにしていた。 しかし現在は、元恋人のオクサナ・グリゴリエバや娘に対する一連の暴言や暴力の容疑で裁判沙汰になっており、事態は泥沼化の様相を呈しているため、「レオは、もうメルと一緒に仕事をするつもりはありませんよ。彼にはたくさんの選択肢があるので、メルを選ぶ必要はないんです」と、関係者が語っている。 確かにここ数年のレオは、スティーブン・スピルバーグ監督、リドリー・スコット監督、マーティン・スコセッシ監督、そして『インセプション』(公開中)のクリストファー・ノーラン監督に見初められただけでなく、クリント・イーストウッド監督、オリバー・ストーン監督作の主演も決まっており、巨匠たちからひっぱりだこ状態。ゴタゴタに関わらないのは賢明な選択だが、一方で頂点に上り詰めたレオと仕事をするチャンスを失ったメルの復活は、ますます遠い道のりになりそうだ http://news.walkerplus.com/2010/0801/4/ オリヴァー・ストーンについて腑に落ちない点がある。オリヴァー・ストーンの父はユダヤ系である。オリヴァー・ストーンの反ユダヤ姿勢はどこまで本気なのか? 経歴 ニューヨーク州ニューヨーク市出身。父はユダヤ系で、母はフランス系のカトリック教徒であった。折衷案として米国聖公会で育つ(しかし、のちに仏教徒となった)。イェール大学で1年間学ぶが、退学して南ベトナムに赴き英語を教えるなどして半年程過ごす。帰国後復学するが、再び辞めている。1967年から陸軍に従軍し、ベトナム戦争を経験。空挺部隊に所属し、LRRPと呼ばれる偵察隊に加わっていた。この任務は特殊部隊的な側面を持ち、死傷率がもっとも高かった部隊のひとつである。除隊後にニューヨーク大学でマーティン・スコセッシに師事し、映画制作を学んだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月24日 18時34分13秒
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