「ずーっとずっとだいすきだよ」
著者:ハンス・ヴィルヘルム /久山太市
出版社:評論社
サイズ:絵本/1冊(頁
発行年月:1988年11月
あまりにも有名な絵本です。
主人公の少年は、兄弟のようにいつも一緒だった愛犬エルフィーの死を深く悲しみながらも、ひとつだけなぐさめがありました。毎晩エルフィーに「ずーっとずっとだいすきだよ」って言ってあげて、それがエルフィーに伝わっていたこと。
だから、やってきてしまった死を、悲しく想いながらも嘆くことなく受け入れられた・・・というお話し。
今日、近所のおじいちゃんが急逝したんです。
4月に我が家がここへ引っ越してきて、すぐに子どもの名前を覚えてくれて
よく声をかけてくれました。
「宗龍君、今日はサッカーかい?」
なんて。
知り合いもなく心細かった子どもに安心感を与えてくれた人でした。
毎日、道の掃除や植木の手入れをしているおじいちゃんに
私はいつもありがたいな、って思いながら挨拶くらいしかせず・・・
昨日も、植木の手入れをしている脇を通りながら「お話ししたいな。」と思っても
意外に人見知りの私は、つい「こんにちは」だけになってしまって。
亡くなってしまった今、感謝の気持ち、おじいちゃんのこと宗龍も私も大好きだって言う気持ちを、伝えてなかったことが悔やまれます。
言葉に出して言わなければ、伝わらない事って、たくさんあると思います。
大事なひとに、大好きだよって、言葉に出して伝えようね。