初夏の日差しに今季初、麦藁帽子をかぶるも、魚影は相変わらず薄い。
金曜日、12日振りに釣りに出掛けた。早朝3時40分に家を出た。この時期としては気温が低く、防寒着を着込んだものの、強い日差しよけに、麦藁帽子を持参した。 28日は強風が吹き、その余韻で博多湾内も波があり、濁っていたので西浦へ向かった。 4時半に着いたが、既に釣り人は10人ほどいて、殆どがアオリイカ釣のエギングマンだった。いつもの場所は空いておらず適当な場所で始めたが、流れ藻やゴミが西風で集まり邪魔をする。成果もなく7時になった時、イカも釣れんのでエギングマンが止めたので、いつもの場所へ移動した。西風が強く、向かい風で釣りにくい。 波しぶきを被りながら、伸べ竿での包み込みで釣っていると、鈍い反応で浮きが動いた。合わせると、かなりの引きがあり、27cmのグレだった。この釣り場では上々のサイズ。2011-4-29 008_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記2011-4-29 009_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記 8時半に釣りは中断して、スコップを背負い、カメラをぶら下げていつものように放浪の旅に出る。毎回パターンが同じで、マンネリ化していると思いつつ。 季節は春から初夏へどんどん進んで、山藤が花盛りだ。2011-4-29 025_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記2011-4-29 134s- posted by (C)雨釣の釣日記2011-4-29 051s-s- posted by (C)雨釣の釣日記せり科のシャクやハナウドの白い花が咲いている。せり科の花はなぜか全て白い。2011-4-29 028_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記シャクの花。どこででも見られ、若い葉は食用になる。2011-4-29 055s- posted by (C)雨釣の釣日記ハナウドの花、せり科の花は姿も良く似ている。これも食べられる。 途中、竹の子を10本掘る。12日振りですっかり伸びて、1m以上に伸びたのもある。あんなにイノシシの食害に会いながら、かなり生えていた。おめおめと滅びないと言う、孟宗竹の意地を見た。もしかすると、竹はイノシシの存在を知っているのかもしれない。2011-4-29 130s- posted by (C)雨釣の釣日記 久し振りにハヤブサが営巣している崖を見に行くと、番は健在だったがもう巣立ちのはずの幼鳥は見られなかった。夏のタカ、サシバも遅ればせながらもやっと確認した。10時に毘沙門山に到着した。トンボはまだ見られないが、チョウは普通に見られる。2011-4-29 071s- posted by (C)雨釣の釣日記コミスジチョウ。2011-4-29 073s- posted by (C)雨釣の釣日記背面。 山道脇にナルコユリがひっそりと咲いていた。花を噛むとほんのりと甘い。2011-4-29 060_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記2011-4-29 064_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記 例年だとこの時期、ハイタカ渡りは終盤だが、今シーズンは何もかも遅れているから、ひょっとすると見られるかもと期待しつつ、崖の上で3時間粘った。風も北に変わり収まっている。 その甲斐もあり、15羽ばかり飛来し、西のかなたへ飛び去って行った。残念ながら間合いが遠く諦めかけた時、比較的近くを雌の若鳥が通過したので、辛うじて1枚だけ良い写真が撮れた。2011-4-29 118_NEW_0001s- posted by (C)雨釣の釣日記トビは近くを飛び回り、スピードも遅いので撮影は容易だが、大きい割りには見劣りする。『トビがタカの子を産む』という、トビを貶めた言い方がある。出来の悪い親から稀に出来の良い子が産まれることがあると言う意味だが、実際は、トビは他の、オオタカ、クマタカ、イヌワシなど珍重されているタカ類をしりめに、一種類だけ飛びぬけて繁栄している。 その影には、朝は早くから、夕方遅くまで、ひたすら拾い物を求め、腐ったものも食し、能力の不足をものともしない、種としての強かさがある。2011-4-29 096_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記 2時半に下山し、釣り場に戻る。見に来ていた春Gさんが帰った後、3時半頃25cm前後のグレを8尾ばたばたと釣った。しかし食いはすぐに止まり、4時に帰る。 帰り道に自生の山椒の若芽を摘んだ。竹の子の木の芽和え用にと。2011-4-29 141s- posted by (C)雨釣の釣日記2011-4-29 140_NEWs- posted by (C)雨釣の釣日記