名残雪が降り続いている夜に。
今夜8時頃帰宅のときは冷たい雨が降り、吐く息は白かった。9時にふと外を見るといつの間にか雪に変わっている。 5cmもあろうかという牡丹雪が間断なく降り続き、瞬くままに積もっていく。この冬何回も訪れた強い冬型の雪とは異なり、日本の南岸を低気圧が通り、冷たい北東の風で雨粒から雪に変わる、いわゆる名残雪だ。春間近い証の雪だが、大雪になるのはいつもこのパターンで、明日の朝のバイク通勤が思いやられる。 かつて、東京にいたとき、いつもこの時期雪が降った。受験当日も雪で、ズックの靴が濡れて寒かったことを思い出した。40年以上も前のこと。 イルカのなごり雪は好きな歌の一つで、つい歌ってしまう。 団地の草地に植えたガジュマルが息絶え絶えに越冬してきたのに、この雪で致命傷にならなければ良いが・・・・