アンビリーバブルな釣れ方をした今日の獲物。
1日明けて今日は釣りに4時頃出た。殆ど厳寒期の服装で走ったのでそう寒くは無い。風はやや弱まって、北に近く西浦でも支障が無さそうだった。 港内でサビキ釣りのアジゴ釣りから始めた。30経ってもアジゴは釣れず、フグの子ばかりで餌の確保が出来そうもないので、外側テトラへ場所を変えて浮きの餌釣りをした。15匹ほど釣って何とか確保することが出来た。 6時半頃からスズキの泳がせ仕掛けを投入して当たりを待っていると、先日のマラソンの時に地元西浦の知人に応援しているところの写真を頼まれて、本人と近所の小母さんを撮ったのを持参して来た。その小父さんがぶらりと釣り場に見に来たので、写真を渡そうと、仕掛けを投入した竿を置き竿にしてテトラから上がってバイクまで写真を取りに行った。写真を彼に手渡して竿の所へ戻ってみると、何処にも浮いているはずの浮きが無い。さてはと竿をしゃくるとスズキが食っていた。空白の6,7分の間に勝手に食っていたものと見える。リールはフリーにしてあるから、突っ走る青物以外だったら何ということは無いとはいえ、竿を取られる危険は有る、軽率な処置だろう。IMGP1497_NEW posted by (C)雨釣の釣日記70cmのスズキ。IMGP1496_NEW posted by (C)雨釣の釣日記 勝手に釣れたことに気を良くして、今度は海中のスズキの写真を撮ろうと、カメラを首にぶら下げて釣り場に戻った。7時台は全く当たりが無く、いい時間帯が過ぎて、餌も残りが少なくなった8時台になって俄かに当たり始めた。 最初はワイヤーの針元が合わせた瞬間に切れた。ワイヤーを過信し過ぎた失敗だった。暫くしてまた食った。今度は魚体まで見えて、やったとばかりに寄せて写真を撮ろうと構えた瞬間にばれてしまった。65cm以上はあったと思う。世の中そうそう絵に描いたように上手くは行かない。 さらに浮きのそばで何回も餌に襲い掛かり、やっと食って糸が走り出して、もう良かろうと合わせるとすっぽ抜けで掛からない。 いよいよ最後の餌になって、テトラに近いところでスズキが餌を追っているのが見えた。投げ直して待つと、雨期が沈んで道糸が走り出し、ぐっと待ってしゃくると、また掛かっていない。 結局4度のチャンスをことごとく失敗してしまった。どうも早合わせの癖が災いしている。ラッキーな釣れ方をした後はアンラッキーが続いた。 IMGP1500_NEW posted by (C)雨釣の釣日記スズキが釣れた写真を撮るはずが、水泡に帰してしまった。IMGP1499_NEW posted by (C)雨釣の釣日記アジゴの活かし状況。皆のように電池ブロアーは使わない。頻繁に水替えをしないと酸欠で死ぬ。IMGP1504_NEW posted by (C)雨釣の釣日記IMGP1505_NEW posted by (C)雨釣の釣日記切れ波止の向こうに雲の切れ間が表れて、今回の冬型も終わりつつあるようだ。IMGP1507_NEW posted by (C)雨釣の釣日記今日も休漁のごち網船。漁船は所属県と大きさを表示するのに福岡県では5t未満ではFO4ー・・,5t以上20t?未満ではFO2-・・・となる。高知県はKO、鹿児島県はKG、宮崎県はMZ、長崎県はNS,大分はOTなど。 9時からいつもの場所でグレ釣りを始めた。北西風が強くなって当初の場所より北に数m移動しようと、2投目の反転篭仕掛けを置き竿にしたまま、バケツやらを移動して最後に竿を手に取ったところ、スズキの時と同じく浮きが無い。リールを巻くと何やら食っている。巻き上げると結構重い。どうもグレらしく寄せると30cmオーバーのグレが勝手に食っていた。今日はどうなっているのか。網は手元にないのでハリスを持ってまんまと回収した。 さらに30分の間に30cmをさらに2匹釣り上げた。こんなことは珍しい。IMGP1509_NEW posted by (C)雨釣の釣日記小さいのが20cm程のいつものサイズ。IMGP1510_NEW posted by (C)雨釣の釣日記良く肥えて美味そう。 その後はボラが湧いて大型は釣れなくなった。45cmのボラと25cm前後を5匹ほど釣って12時に釣りは終わった。スズキのバラシが数匹有ったがまずまずの漁だったと思う。 写真のお返しに塩蔵ワカメを頂いた。 道草をせずに帰る。IMGP1513_NEW posted by (C)雨釣の釣日記IMGP1514 posted by (C)雨釣の釣日記スズキの内臓。鉤頭虫の寄生で卵巣の発育が悪く、消化管や肝臓が侵され宿主のダメージは相当大きい。かつてはこれほどの被害は無かった。獅子身中の虫ならぬ、鱸肝中の虫に危機が迫る。 今春生まれたアジゴにもこの虫は見られた。