春の恒例行事の一つ、イタドリを採りに行く。
毎年桜の季節になると、イタドリを採りに行くのが恒例になっている。自家用にもするが、高知でこれを楽しみに待っている人が居るので、どうしても採って来て送ることが長年の決まりで、これを果たさないと春が終わらない。 昨日はレンタカーを借りて、妻と9時頃に出掛けた。まず室見川の中流付近からイタドリを採り始めた。イタドリは多年性で株から芽生えて来るから、毎年同じ所で採れる。一般には厄介な雑草だから夏場は刈り取られることも多く、頻繁に刈られると株の成長が進まず、食用になる良いイタドリは生えない。かと言って、自然のままだと植物遷移が進んで,いつの間にか竹類やらに負けて消えてしまう。 まだ数日早すぎる感じがしたので、上流の内野方面は止めにして、ポイントを訪れては桜を見ながら、今津湾周辺や何時もの釣り場近辺へと向かった。IMGP8045_NEW posted by (C)雨釣の釣日記IMGP8049_NEW posted by (C)雨釣の釣日記 何か所かで採取して11時頃には必要量採ることが出来、見晴らしの良い所で昼にした。IMGP8055_NEW_NEW_NEW posted by (C)雨釣の釣日記休憩した高台ではハナアブがしきりにホバリングしていた。IMGP8065_NEW posted by (C)雨釣の釣日記野生の山椒。若葉を少し採取した。 1時過ぎには帰り着いて、イタドリの多くを高知に発送した。向うでは昔から人気のイタドリが、乱獲でもう枯渇寸前らしい。幸い福岡では食べる習慣が無く、殆ど独占できるが、この頃誰かが摘み取った形跡が有る。 今日は朝の内に昨日加工したボラ味醂を干し、自家用に残してあったイタドリの、皮を剥いて塩漬けにした。IMGP8066_NEW posted by (C)雨釣の釣日記IMGP8070_NEW posted by (C)雨釣の釣日記皮はぎは手間が掛る。剥いだものは生で齧るとかなり酸っぱく、精々1本ぐらいしか食べられない。IMGP8072_NEW posted by (C)雨釣の釣日記5cmぐらいの長さに切って、にがりが入った塩を振る。酸味を含んだ水分が大量に出るからそれを捨てて、また追い塩をし、水分が出なくなって丸い形が平たくなると、冷蔵庫で保存する。1年は持ち、水で塩抜きしてから、時々食べる。 イタドリの処理が終わって外を見ると、天気の崩れが遅く、薄日がさしていたので早飯を食って11時に出掛けた。何日か振りに毘沙門に登った。1時間に望みを託したが、ハイタカは1度見ただけに終わった。IMGP8074_NEW posted by (C)雨釣の釣日記もう散り始めた山上の桜。IMGP6972_NEW posted by (C)雨釣の釣日記2週間前。IMGP8085_NEW posted by (C)雨釣の釣日記風が弱く、海上のヨットはノロノロ歩いていた。ヨットには凪は似合わない。IMGP8092_NEW posted by (C)雨釣の釣日記3羽のミサゴが飛ぶ。2羽は番のはず。IMGP8099_NEW posted by (C)雨釣の釣日記翼の上面が白い斑入りの珍しいミサゴ。多分メス。IMGP8106_NEW posted by (C)雨釣の釣日記通常の羽の色。IMGP8119_NEW posted by (C)雨釣の釣日記ふと目に留まった、糸屑のような虫。木の枝に擬態するナナフシモドキの幼虫だろう。踊るような仕草が面白かった。IMGP8130_NEW posted by (C)雨釣の釣日記IMGP8133_NEW posted by (C)雨釣の釣日記虫を食うシジュウカラ。動物食性で、蜜を吸っている所などは見た事が無い。 山を下りる時に3か所の孟宗竹林を見た。ただの1本の竹の子すら無かった。言わずと知れたイノシシの仕業。何時もながら、そこまでやるかと呆れる。IMGP8137_NEW posted by (C)雨釣の釣日記見事に咲いた桜。道路から見えるものの、個人の住宅の裏山に咲いていて近寄ることは出来ない。もったいない。IMGP8140_NEW posted by (C)雨釣の釣日記神社の藤棚の上でくつろぐペルシャ猫?。ぺろりと舌をだした。